「いのちは平等」の社会づくりに向けて

私たちのめざす医療

「いつでもどこでも誰でもが安心して良い医療・介護を受けられる」ことは憲法25条で保障された国民の権利です。
健生会はその実現に向けて積極的に行動しています。
医療機関がなぜそこまで?と思われるかもしれませんが、私たち健生会の原点が、「いのちは平等」だからです。

社会保障改悪に反対します

健生会は、お金がなくて医療を受けられない患者さんのために作られました。
すべての患者さんにより良い医療を提供することが私たちの願いです。
そのためには、誰もが安心して医療・介護が受けられる制度を整備することが、とても重要な問題だと考えています。
社会保障のためとして、消費税も増税されようとしていますが、実際には「高齢化社会でお金がかかるから、国民の負担は増やし、サービスは最低限に」というもので、国民にはトリル・パンチです。
憲法は、だれもが健康で文化的な生活を送れるよう、国の責任で社会保障を充実させることを約束しています。憲法違反の社会保障解体に、健生会は反対しています。

TPP参加に反対します

TPPは農業分野だけでなく、国民皆保険制度の解体も狙っています。
混合診療の解禁によって保険が適用される範囲が縮小し、お金のある・なしで医療内容に差別が生じる恐れがあります。
「いのちは平等」を掲げる健生会はTPP参加に反対です。

生活保護・貧困問題

2013年8月から、生活保護の基準が引き下げられました(3年で最大10%)。
不正受給の問題がたびたび報道されますが、厚生労働省のデータでも不正受給は全受給者0.4%しかいません。
創設から60年以上、多摩地域でだれもが安心して病院にかかれるよう、差額別途台をとらない病院を貫いてきた健生会は、国民の命綱である生活保護の基準引き下げには大反対です。また、地域の人と協力して「なんでも相談村」を開催し、くらしの様々な悩みに応えています。

平和へのとりくみ

核兵器、原発のない世の中に

世界中が平和でなくては、すべての人の命と健康を守れません。
東日本大震災による東京電力・福島第一原発の事故は、放射能による汚染水が海洋に流出するなど、いまだに収束の目途がたっていません。
原発事故による避難民は、今もなお16万人にのぼります。

健生会では、広島・長崎被爆者の支援活動に取り組んでいます。
その経験を通じて核兵器の恐ろしさを知っているからこそ、核兵器の廃絶を訴えています。
また、東京には住宅密集地に米軍横田基地があり、危険なオスプレイも配備されようとしています。私たちは「平和でなければ命は守れない」と考えています。戦争のための基地は世界のどこにも必要ありません。
命を脅かす戦争や核兵器の廃絶、すべての原発廃炉まで、健生会は声を上げ続けます。

憲法改悪反対

世界に向けて不戦の誓いをした憲法9条は、日本の誇りです。
安倍政権はその憲法9条を変えて、日本を「戦争のできる国」にしようとしています。健生会は、平和主義をうたう憲法9条を守るとともに、国民の生存権を保障する憲法25条を暮らしに生かすよう求めています。

いま、健生会が大切にしていること

政府はいま、医療保険や介護保険を改悪しようとしています。
憲法を変えて、日本を戦争できる国にしようという動きも強まっています。
私たちが暮らしやすい世の中を作るために、一緒に声を上げていきましょう!