憲法九条を守り、子どもたちに「戦争をしない国」日本を引き継ぎましょう。小児科 宮地秀彰
2011年01月1日
健生会 子ども診療所
健生会 子ども診療所
憲法九条を守り、子どもたちに「戦争をしない国」日本を引き継ぎましょう
子ども診療所 小児科 宮地秀彰
日本は、60年前、憲法九条を定め「戦争をしない国」になりました。日本は、第二次世界大戦でアジアに侵略し2000万人の命を犠牲にし、日本国民も310万人が命を落としました。その反省から憲法九条を定め、戦争を放棄することを内外に誓いました。戦後から今に至る繁栄も築くことができました。
九条は世界各国の中でも、もっとも平和に徹した憲法として尊敬されてきました。
今この九条が「改正」され、日本が「戦争をする国」に変えられようとしています。アメリカと組んで「戦争をする国」にしようというのです。経済力で世界第2位の日本と第1位のアメリカが組んで「戦争をする国」になったら、世界はどうなるのでしょうか。日本はなぐる側に立とうというのです。
このような日本に、子どもは生きていくことになります。子どもの生命と健康を守る小児科医として絶対にゆるすことはできません。
私たち大人は、日本を「戦争をする国」にし、子どもたちの将来を不幸に導くような、未来泥棒になってはいけないと思います。
憲法九条を守るために、「九条の会」に賛同していただき、九条を守るネットワークを広めていただくことを心より訴えます。
日本国憲法
第9条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】
1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。