間食とむし歯について(2018年8月号)

相互歯科 宮澤康宏

今回のテーマは間食とむし歯についてです。

むし歯はどうしてできるの?
お口の中の歯垢(プラーク)の中にいるむし歯菌が、食べ物から栄養をとり、糖を分解して酸を作ります。
この酸によって歯の表面からミネラル成分カルシウム・リンが溶け出します。これがむし歯のはじまりです。
間食が多い食習慣だととてもむし歯になりやすいです。

間食の多い食習慣

間食が多いとお口の中の歯の溶ける時間が続き、歯の修復の機会を逃すため、とてもむし歯になりやすいので注意しましょう!
市販のおやつを選ぶなら歯にくっつきにくく、むし歯になりにくいものを!

むし歯の危険度

  • 特に高い
    砂糖を多く含んでいる。食べている時間が長いキャラメル、ガム(砂糖入り)、アメ、哺乳瓶で飲むジュースやスポーツ飲料
  • 高い
    砂糖を多く含んでいて残りやすいチョコレート、カステラ、クッキー炭酸飲料、乳酸菌飲料
  • やや高い
    砂糖は多いが、歯にくつつきにくい
    マドレーヌ、スポンジケーキ、かりんとう
  • 低い
    砂糖は多いが短時間で食べられる
    アイスクリーム、プリン、くだもの、ヨーグルト、はちみつ、スポーツドリンク、100%果汁
  • とくに低い
    砂糖は少なく、歯にくつつきにくい
    せんべい、クラッカー、ピーナッツ牛乳、お茶

むし歯なりにくい間食の取り方

1.短い時に間で食べましょう(だらだらはダメ)
2.間食を食べる時間を決めましょう。
3.間食後、水やお茶を飲みましょう。