立川相互ふれあいクリニック TACHIKAWA SOUGO FUREAI CLINIC
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外科

患者様の不安に寄り添って
 立川相互ふれあいクリニックの外科は立川相互病院の外来部門として、一般消化器、乳がん、肛門疾患を3つの大きな柱として診療を行っています。がんの手術が多いのですが、診断治療法の進歩によって最近はほとんどの方が治癒して、元気に生活されています。私たちの注意していることは、患者さん一人ひとりのくらしや仕事、考え方を十分考慮して、それぞれの人にあった丁寧な治療を選択するということです。手術後の社会復帰や日常生活までともに考えさせていただいて、患者さんの不安に寄り添うことが、がんの治療にとってもっとも必要なことだと考えています。

一般消化器
 消化器(食道、胃、腸、肝、胆,膵)のがんやポリープ、胆石症などが中心です。04年は、1年間に胃がん30人、大腸がん52人の患者さんが立川相互病院で手術をうけられました。
 胃がんの手術では17年前に逆流の少ない「空腸間置再建法」を考案し、その有効性が認められ徐々に他の病院にも広まって、現在では、さらに改良された「空腸嚢間置再建法」として多くの施設で施行されています。
 「胃潰瘍・十二指腸潰瘍で穴があいた場合(穿孔といいます)、緊急手術が必要」というのが医学界の常識でしたが、手術しないで自然に穴がふさがるのを待つノウハウを蓄積し、立川相互病院では、ほとんどの穿孔の患者さんが、薬で治癒しています。この方法も、外科学の教科書で取り上げられるまでに、一般化してきました。

乳がん
 立川相互病院では04年に25人の患者さんが乳がんの手術をうけられました。以前は乳房をすべて切除することが必要と考えられていましたが、最近15年で大きな変貌をとげ、学会では残せる乳房はなるべく残すというのが趨勢です。
 立川相互病院でも34%の患者さんが乳房を残す手術(乳房温存手術といいます)をうけられました。これは大学病院などとほぼ同じパーセンテージですが、私たちは、がんが残ってしまう可能性がある場合には、危険を冒して乳房を残すよりも、生命を第一に考えるべきだと思っています。

肛門疾患
 いわゆる「痔」のことです。痔に関しても私たちは、「切らずにすむものはなるべく切らずに、薬や生活指導で治療する」というのが一番だと考えています。

その他
 近年、甲状腺疾患の手術も増加しており、甲状腺癌や長期透析患者様の二次性副甲状腺機能亢進症の手術なども積極的に行っております。

がんの告知・治療
 現代は、適切な治療によって、大多数のがんが治癒する時代になっています。私たちは、ご家族とも相談しながら、ほとんどの患者さんに率直に「がんである」ことをお話しています。ある患者さんにいただいた、「告知されて こころ安堵の花の下」という色紙に多くを学ばせていただきました。
 外科は手術を通して患者さんと出会ってから、外来での定期受診、治療と長いお付き合いをする科です。日常生活、社会復帰のことも何でもご相談ください。不幸にして病気が悪化したときも、健生会の診療所や在宅部門と協力して、その方らしい生活が送れるように心を砕いています。これは多摩地域に根をはった、健生会−立川相互ふれあいクリニックならではの医療であると自負しています。他の病院ですでに手術をうけられた方でもお近くにお住まいの方で困ったことがあればとうぞご相談ください。これからも地域の皆さんとともに、それぞれの患者さんに最も適した治療法は何なのかを考えていきたいと思います。

(外科・医師 高橋雅哉)


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