
小腸は全長が6〜7mと長く、全消化管の75%を占める、体内で最長の臓器です。そのため従来の内視鏡やその他の検査法では、十分な観察ができませんでした。カプセル内視鏡検査は、他の小腸検査では見逃されてきた病変の検出が可能であり、特に「原因不明の消化管出血例の内、約9%に腫瘍が発見され、またその約50%が悪性腫瘍である」ことが分かりました。一個のカプセルを飲み込むことで小腸内視鏡検査ができ、原因不明の消化管出血の解明に有用であり、さらにはがんなどの早期診断、早期治療の可能性が開ける検査法です。
カプセル内視鏡小腸検査の受け方
カプセル内視鏡とは、ビタミン剤のように自分で口から飲み込み、消化管を通過しながらその内部を撮影することができる、幅11mm、長さ26mmのカプセル型の内視鏡です。飲み込まれたカプセル内視鏡は消化管を通りながら小腸の写真を撮影します。撮影された画像は、腰に取り付けたデータレコーダに保存されます。カプセル内視鏡は使い捨てタイプで、排便時に自然に排出されます。
ダブルバルーン小腸内視鏡はどんな検査?
 カプセル内視鏡は、患者さんへの負担は少ないですが、腸の蠕動(せんどう)運動で移動しながら撮影するため、異常がみつかっても詳しい検査や治療ができません。
一方、ダブルバルーン内視鏡検査は、内視鏡をオーバーチューブと呼ばれる筒の内側に通して二重構造にし,内視鏡と筒を尺取り虫のように交互に進ませる方法で、口からと肛門からの2回検査を行います。手元のコントローラーでカメラを自在に動かしながら、その場で組織を採取することもできるので、腫瘍の診断や止血・ポリープ切除などの治療が可能です。
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