子どもたちは、日々成長の中で「性」に関する様々な疑問を持ちながら大きくなっています。
例えば、
「お父さんとお母さんは、体についているものが違うみたい」
「保育園や幼稚園の友達と、自分の体にも何か違うところがある」
「兄弟ができた。自分も赤ちゃんだっらしいけど、どうやってやってきたんだろう」
純粋で当然な問いばかりです。でも誰が、いつ、どこでその疑問に答えてあげますか?
日本の性教育への取り組みは積極的とは言えないようです。学校教育の中では小学校中学年以降にならないと、子どもたちの上記の様な疑問に答えることができません。
私たちは、子どもたちに科学的な事実を伝えたいと思っています。時に大人が恥ずかしがったり、身構えてしまうような内容も、まっさらな感性の子どもたちにとっては、普通にありふれたそのほかの事実を聞いた時と同じです。「へー、そうなんだー」これで大抵の疑問は解決。そして、また新たな疑問が浮かんだら、その時々に丁寧に答えていく事の積み重ねだと思います。
幼児向け性の健康教育を行うにあたり、子どもたちにいかにわかりやすく伝えるかの構成作りから検討を重ね、媒体の工夫(パネルや紙芝居、胎児人形を使う等)を行い、何度も練習を行いました。
毎回、上手く伝えられるか心配をしながら迎える当日ですが、実際のこども達は、積極的に声をあげながら参加し、興味の強い部分では前の方に身を乗り出し、最後まで真剣なまなざしで話を聞いていました。
保護者の方からは「もう少し大きくなってからのことも心配、また話をして欲しい」といった高学年向け性の健康教育開催の要望もありました。今後も定期的な開催や高学年向けなど活動を広げていきたいと思っています。
興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
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「誕生のひみつ」〜式次第
第1部
1.からだの話
・男の子と女の子のからだの違い
・おとなのからだ
2.誕生のひみつ
・精子と卵子、受精卵
・精子と卵子はどうやって出会える?
・お腹の中の赤ちゃんの成長
・羊水・臍の緒の話
・赤ちゃんの心音
・誕生
3.きずな
4.プライベートゾーン
第2部 保護者向け
〜幼児に性教育がなぜ必要なのか〜
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