その他の避妊法

IUD(子宮内避妊具)
子宮の中にプラスチック製の器具を挿入し、受精卵の着床を防いでくれます。

メリット
1回入れると約2年間使用できます。
使用感がほとんどないです。

デメリット
必ず病院で入れてもらわないといけません。
基本的に出産された方、中絶経験のある方が対象となります。
正しい位置に入っていないと妊娠する可能性があるため、定期的に診察が必要です。
子宮に異常のある場合は使用できません。

不妊手術
手術で卵子や精子の通り道をふさぐ方法です。

メリット
一度手術すれば、半永久的に避妊効果があります。

デメリット
妊娠を望んでも、再び妊娠することはほぼ不可能です。

緊急避妊ピル(アフターモーニングピル)
避妊していてもコンドームが破けてしまったときや、避妊しなかったなどの無防備な性交後に、またレイプされてしまったなど望まない妊娠を防ぐために、緊急避妊ピル(アフターモーニングピル)があります。

どんなもの?
無防備な性交後72時間以内に、中容量ピルを2錠内服します。その12時間後にさらにもう1錠内服します。そうすることで排卵を抑えたり、遅らせることで避妊を防ぎます。
避妊効果はWHOによると72時間以内に緊急避妊ピルを内服すると84%の妊娠を回避できたという報告があります。  ピル内服後、平均して10日で月経が来ます。3週間起っても月経が来ない場合は妊娠の可能性がありますので、受診をおすすめします。
すでに妊娠している場合は使用できません。

副作用はあるの?
約50%で嘔気が出現します。そのため、吐き気止めを一緒に内服します。ピルを内服してから2時間以内に嘔吐した場合、同量のピルを追加する必要があります。吐き気を少なくするために、食事や牛乳と共に内服するようにしましょう。

最後に
基礎体温方法で排卵日を予測し、避妊に活用する方法もありますが、女性のホルモンバランスはちょっとしたことで変化するため、避妊方法としてはおすすめできません
避妊方法は女性が主体的に使えるものもありますが、まず避妊方法についてパートナーと話し合うことが必要ではないかと考えます。

あなたが愛のある人生を送るためにパートナーと共にできること、しなければならないこと、二人で話し合えていますか?

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