「基礎体温」ってなに?

人間には「基礎体温」があります。食事や運動、気分など体温に影響を与えるような諸条件を避けて測った体温のことを言います。
一般的に起床時の安静な状態で測定します。
基礎体温を毎日測って記録をすると、排卵がある場合、低い体温の時期(低温相)高い体温の時期(高温相)に分かれます。黄体ホルモンが体温を変化させます。

基礎体温ではいろいろなことが分かります。低温相と高温相が見られるようなら、子宮も卵巣も正常に働いているということです。

排卵がいつ頃起こったかも分かります。低温から高温に上がるあたりに排卵が起こります。

月経周期が約28日周期の場合、排卵は月経前の約14日±2日前後に起こることが多いです。

高温相が3週間ほど続くと、妊娠が考えられます。黄体ホルモンは受精卵を着床させるために、子宮内膜を厚くし、受精卵が着床した後はずっと分泌されるために、体温が高くなるのです。



基礎体温のはかり方

専用の婦人体温計を使います。薬局に行くと購入できます。たいていはグラフ表がついてきます。
電子体温計のなかには、測ると自動的にグラフを作ってくれるものもあります。

婦人体温計を寝る前にまくら元に置いておきます。
目がさめたら、舌の下に入れて測定します。朝でなくても大丈夫です。
グラフに記入します。

基礎体温をつけていて疑問があれば、婦人科で診てもらいましょう。

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