月経ってなに?排卵ってなに?

 女性は妊娠をするために、毎月排卵と月経を繰り返しています。一般的に28日型が多いようです。

 女性は赤ちゃんのころから、卵巣に卵子の元の「原始卵胞」を約40万個持っています。
 卵子とは、精子と出会い、赤ちゃんの元となる細胞です。

 思春期を迎えると脳(*)から命令が来て「卵胞刺激ホルモン(FHS)」が分泌されます。
 「卵胞刺激ホルモン」は卵巣に働いて、約40万個ある「原始卵胞」の中から一つを選び、一人前の「成熟卵胞」へと育て上げます(約2週間かかります)。

*脳の視床下部からゴナドトロピン放出ホルモンが下垂体に働き、下垂体からFHSが分泌されます

 

その頃子宮では・・卵子を包んでいる卵胞は「エストロゲン(卵胞ホルモン)」というホルモンを分泌し、受精卵が到着する準備のために子宮の内側を厚くします(増殖期)

 「成熟卵胞」が大きく育つと、今度は脳から「黄体形成ホルモン(LH)」を分泌するよう命令が来ます。そうすると卵胞から卵子が飛び出し、卵巣を出て行きます。これを「排卵」と言います。

 卵子は卵管の先でキャッチされて、卵管に入ります。

 卵管の一番太いところ(卵管膨大部)で精子が来るのを待ちます。

 

 その頃子宮では・・排卵した後の卵胞は「黄体」となって「プロゲステロン(黄体ホルモン)」「エストロゲン」を分泌して、さらに子宮の内側を厚くします(分泌期)
 精子が来ないと卵子は受精卵とならず、子宮は約2週間受精卵を待ちますが、受精卵が到着しないと、厚くなった子宮の内膜ははがれ落ちます。これが月経です。