3月26日（火）に毎月恒例の病棟レクが開催されました！

今回は音楽療法士の市村眞理子先生に来ていただきました。

レクの目的として「脱！受動的」をあげ、リズムと歌を通し自分の色で音楽を表現することに挑戦しました。

活動を通し、普段の生活ではあまり使わない麻痺のある手を使って楽器演奏に参加される方、積極的に楽器を受け取りリズムを奏でる方などがいらっしゃいました。「入院前に比べ声が出なくなった、発声練習を自主的に頑張りたい」と気がつき訓練に積極的となった方もみられました。

当院では楽器を使用したレクを試みるのは初めてでしたが、

市村先生の活動を通して普段とは異なる患者様の様子やいきいきと取り組まれている姿が印象的でした。

また、今回の活動を通しスタッフがより積極的に楽しむことで患者様の心の殻を破ることが出来ると学びました。今後のレク活動でも役立てたいと思います。

『音楽療法とは』

「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」と日本音楽療法学会で定義されています。

高齢者の音楽療法では

心身の健康維持や記憶面への刺激、コミュニケーション能力の向上などが目標としてあげられており、プログラムとしては、歌唱や楽器活動、音楽に合わせた身体活動、音楽鑑賞で構成されています。

活動全般において、音楽による自己実現で満足感や自己尊厳の回復を目指すことが出来ます。