禁煙外来
当クリニックの禁煙外来は予約制です。
初めて禁煙外来を受診される方の予約は、毎週水曜日11時、木曜日17時となっています。
予約は、ふれあいクリニック予約センターまで。(TEL.042-524-1371)
※紹介状などの必要はありません。
次の5つの要件すべてを満たした患者さまは、健康保険等による禁煙治療を受けることができます。
❶ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上
❷直ちに禁煙することを希望し、禁煙治療を受けることを文書で同意する
❸初めて禁煙治療を受ける、もしくは前回の禁煙治療(ニコチン依存症管理料の初回算定日) から1年経過している
(途中で中断をしても1年間は保険治療できません)
❹禁煙治療中は入院の予定がない(入院したら保険治療が受けられません)
❺ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と診断
スクリーニングテスト
患者さんの負担額は、12週間通して薬代も含め、3割負担の方で1万3千円〜1万9千円程度です。自費診療の場合の負担額は、12週間通して6万2千円〜6万4千円程度となります。
治療に用いる補助薬の費用
チャンピックス | 5,960円 |
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ニコチンパッチ | 5,760円 |
ニコチンガム | 保険対象外 |
チャンピックスについて
ニコチンを含まない薬です。禁煙時の離脱症状だけでなく、『おいしい』などの喫煙から得られる満足感を感じにくくします。腎機能が悪い方・うつなどの病気がある方は使用困難です。また内服治療中は車の運転ができません。
ニコチンパッチについて
ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。禁煙時の離脱症状を抑制します。
現在狭心症の状態が良くない方は使用できません。
使用方法:起床時に腕、おなか、背中のいずれかに貼り、24時間使用します。
12週間の間に5回の診察を行います。
0週 | START 初回診療 |
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2週後 | 再診1回目 |
4週後 | 再診2回目 |
8週後 | 再診3回目 |
12週後 | GOAL 再診4回目 |
・各診察では、呼気に含まれる一酸化炭素濃度を測定します。
・禁煙中は禁煙日誌を毎日記録し来院日に持参します。
・12週以降、禁煙治療の継続希望される方は全額自費診療となります。
どうしてタバコをやめることができないのでしょうか?
やめられない喫煙は、ニコチン依存症という病気です。
脳にはニコチンが結合する“α4β2ニコチン受容体があります。
タバコを吸うと、煙に含まれているニコチンがすぐに脳に達します。
ニコチンがそのニコチン受容体に結合すると、快感を生む物質(ドパミン)がたくさん放出されます。
ドパミンが放出されると快感が生じまたタバコを吸いたくなります。
これを繰り返すうちに現れる、イライラなどの離脱症状(禁断症状)を避けるため、喫煙をやめられなくなります。
数時間後 | 息に含まれる一酸化炭素レベルがタバコを吸わない人と同じに。 ※一酸化炭素レベルとはタバコの煙に含まれる有害物質です。 |
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数日後 | 味覚・嗅覚が鋭敏に |
1〜2ヶ月後 | 痰・咳・喘鳴が改善 |
2〜4年後 | 心臓の病気のリスクがタバコを吸い続けている人に比べて、かなり低下 |
10年以降 | 喉頭がんのリスクが60%低下、肺がんのリスクが70%低下 口腔がんのリスクがタバコを吸わない人と同じに |