HOT機器についての学習会を行いました
認定看護師現在、立川相互病院独自の研修制度として、立川相互エキスパートナース(通称TEN)という院内認定看護師制度を導入しております。
年度により開催する分野が違っており、今年度はHOT(Home Oxygen Therapy:在宅酸素療法)管理部門の育成を行っています。
そのTENの講義の中でHOT機器についての学習会を行いました。
学習会の内容としては、HOT業者4社に協力していただき、患者さんが実際に使用するHOT機器を見たり触ったりしながら、それぞれの特徴や使用方法などを説明してもらいました。
TEN受講者以外にも希望された方は参加OKとし、看護師だけでなく理学療法士や医師も参加され、学習会の感想から「患者さんのライフスタイルに合わせて機器を選択できるように支援したい」など感想をいただき、とても有意義な学習会になったのではないかと思っています。
今回このような学習会をなぜ行ったのかというと、私たち医療者にとってHOTとは、日常の医療の中にありふれたものの一つです。
しかし患者さんにとっては今までの生活とは大きく異なってしまうもので、HOTを導入することは金銭面だけでなく精神面的にも負担がかかることです。
いかに負担を減らしつつ今までの生活を続けられるように支援できるかが、医療者の腕の見せ所であり役割だと考えています。
今回の学習会を通して、患者さんやご家族に合わせた機器の選択やHOT指導ができるきっかけになれたらと思っています。
これからもTENの育成や、慢性呼吸器疾患患者さんが少しでも楽に過ごせるお手伝いができるように頑張っていきたいです。