平成28年度 立川相互病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数 27 63 317 494 459 535 1,162 1,723 1,805 552
退院患者の合計は7137人でした。 
平成28年12月の病院移転準備で入退院数を制限したため、平成27年度の退院数7,308人より患者数が減少しています。
60歳以上の方の割合は平成28年度73.44%(5242人)でした。平成27年度は73.39%でした。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060035XX99X60X 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 定義副傷病 なし 48 3.02 4.48 0% 53.13
060040XX99X4XX 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 44 3.02 4.42 0% 67.23
060210XX99000X ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 41 7.20 9.08 4.88% 66.59
040040XX97X0XX 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 29 11.35 12.73 0% 71.48
060150XX03XXXX 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 29 6.38 5.60 0% 41.03
結腸癌、直腸癌に対して、抗癌剤での治療(化学療法)が多くなっています。
腸閉塞でも、手術の必要のない場合は一週間ほどで退院される患者様がほとんどです。
虫垂炎も腹腔鏡を用いた手術によって早期退院を達成しています。
整形外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160800XX01XXXX 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 84 44.08 27.63 45.24% 82.70
160690XX99XX0X 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし 46 33.72 20.57 45.65% 80.61
160760XX97XX0X 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 22 10.82 5.49 0% 63.36
070370XX97X1XX 脊椎骨粗鬆症 その他の手術あり 手術・処置等2 あり 16 59.00 44.34 37.50% 78.56
070370XX99XXXX 脊椎骨粗鬆症 手術なし 15 42.07 23.61 33.33% 84.33
高齢の方が多く、股関節・大腿骨の骨折では手術を行う症例が多くなっています。
腰椎の圧迫骨折では手術を行わずに安静治療を行うことも多いです。
骨粗鬆症の症状が認められる場合、骨折の手術後に骨の形成を促す薬品を投与する治療も行われています。
脳神経外科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
010060X2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 16.54 - -
160100XX97X00X 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 9.87 - -
160100XX99X00X 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 7.52 - -
010050XX02X00X 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 11.83 - -
010200XX01X00X 水頭症 水頭症手術 脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 20.91 - -
脳梗塞では、発症24時間以内に投与することで効果を発揮する薬剤を使用した急性期の治療を行っています。
慢性硬膜下血腫に対しては救急外来から入院した患者様に対して速やかに手術を行っています。
水頭症の患者様にシャント(くだ)を通す手術も行われています。
産婦人科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
120170XX99X0XX 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2 なし 83 21.58 20.79 2.41% 30.28
120140XXXXXXXX 流産 61 1.12 2.43 0% 33.31
120180XX01XXXX 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 54 10.19 9.88 0% 33.24
120180XX99XXXX 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 37 6.68 6.86 0% 30.95
120010XX99X50X 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし 32 3.41 4.92 0% 68.72
平成28年度の分娩件数は453件でした(平成27年度434件)。
分娩数にともない、産科領域での入院例が多くなっています。
また腹腔鏡下での手術を行った症例も積極的に受け入れております。(詳細は手術実績を参照ください)
当院の常勤産婦人科医師は全て女性の医師です。
眼科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
020110XX97XXX1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 130 2.31 6.23 0% 76.57
020110XX97XXX0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 38 2.08 2.92 0% 70.63
010090XXXXX00X 多発性硬化症 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 13.92 - -
180040XX97X0XX 手術・処置等の合併症 その他の手術あり 手術・処置等2 なし - - 15.58 - -
白内障に対しての手術を例年約300件行っております。
リハビリテーション科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160690XX99XX0X 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし - - 20.57 - -
010060X0990201 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 16.70 - -
010060X2990200 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 3、4又は5 - - 20.23 - -
010060X2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 3、4又は5 - - 20.18 - -
070370XX97X1X 脊椎骨粗鬆症 その他の手術あり 手術・処置等2 あり - - 44.34 - -
立川相互病院には平成28年11月までリハビリテーションを専門とする病棟があり、脳梗塞や骨折、手術後のリハビリテーションを行っていました。
平成28年12月にリハビリテーション病棟はふれあい相互病院として新しいスタートを切り、積極的なリハビリテーションを続けています。
皮膚科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
080020XXXXXXXX 帯状疱疹 - - 8.96 - -
080011XX99XXXX 急性膿皮症 手術なし - - 11.97 - -
080007XX010XXX 皮膚の良性新生物 手術なし - - 4.83 - -
080110XXXXX0XX 水疱症 手術・処置等2 なし - - 30.11 - -
180060XX97XXXX その他の新生物 手術あり - - 6.76 - -
帯状疱疹、急性膿皮症(蜂窩織炎)については、食事の摂取が難しい場合など入院で治療を行っています。高齢の方の入院も多く合併症管理が必要な場合は
皮膚科以外の診療科(内科・外科等)にて管理となっている症例も複数あります。
多くの皮膚手術は外来でも行われていますが、手術部位の広いものや繰り返しの処置が必要な手術は入院治療となります。
泌尿器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110080XX991XXX 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 46 3.37 2.68 0% 72.65
110070XX0200XX 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 32 4.13 7.44 3.13% 73.28
11012XXX020X0X 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 15 6.47 5.83 0% 61.20
11012XXX97XX0X 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし 11 4.00 7.08 9.09% 74.73
11012XXX99XX0X 上部尿路疾患 手術なし 定義副傷病 なし - - 5.25 - -
前立腺癌の疑いのある患者様に前立腺針生検を実施しています。
膀胱癌と尿管結石の症例は、経尿道的手術を行う割合が最も高いです。
内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 229 23.08 21.25 17.14% 85.25
050130XX99000X 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 77 20.84 17.95 12.90% 85.18
110310XX99XX0X 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 67 20.78 12.43 10.54% 79.64
150010XXXXX0XX ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 35 5.21 5.50 0% 57.47
080011XX99XXXX 急性膿皮症 手術なし 29 17.43 11.97 21.67% 81.76
内科で最も多い症例は誤嚥性肺炎です。全体からみても最も多く、当院の全入院症例の4.5%ほどを占めています。また、近隣地域においても誤嚥性肺炎の患者様の当院への入院割合は比較的高い状態です。次いで心不全、尿路感染症、急性腸炎、急性膿皮症(蜂窩織炎)、肺炎となっています。急性腸炎以外では高齢者の入院が多くなっています。
呼吸器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
030250XX991XXX 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 71 2.00 2.08 0% 54.54
040040XX9910XX 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 58 4.41 3.68 3.45% 71.21
040110XXXXX0XX 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 53 18.74 19.92 1.89% 72.60
040040XX99040X 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 37 17.46 12.35 0% 72.35
040040XX99000X 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 32 16.72 14.83 15.63% 73.44
呼吸器科は睡眠時無呼吸症候群が最も多くなっています。これは睡眠時無呼吸症候群を診断するための検査入院です。治療は立川相互ふれあいクリニックのSAS(睡眠時無呼吸症候群)外来で行っております。
次に多い入院症例は肺癌です。こちらは肺癌の診断をするための検査入院です。次いで間質性肺炎、肺癌の化学療法となっています。
消化器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060340XX03X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 44 11.21 11.06 4.55% 76.30
060100XX01XX0X 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 なし 37 3.32 2.72 0% 69.41
060020XX04X0XX 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2 なし 21 9.10 9.02 4.76% 74.81
060102XX99XXXX 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 19 5.58 7.89 0% 71.21
060280XXXXXXXX アルコール性肝障害 19 19.32 16.17 15.79% 58.42
消化器科は胆管結石、胆管炎の内視鏡的手術が最も多くなっています。次いで大腸ポリープ等の内視鏡的切除術、胃癌の内視鏡的切除術となっています。消化器科は数多くの内視鏡検査、手術を手がけています。
循環器科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
050050XX99100X 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 156 2.92 3.06 0.64% 69.56
050050XX02000X 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 79 4.13 4.71 0% 71.10
050130XX99000X 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 68 15.66 17.95 11.77% 81.47
050170XX03000X 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 39 4.51 5.86 0% 73.85
050210XX97000X 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 11.08 11.38 0% 79.54
循環器科は狭心症の心臓カテーテル検査が最も多くなっています。次いで狭心症の経皮的冠動脈形成術、心不全となっています。循環器科では年間400件以上のカテーテル検査、治療を行っています。
小児科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
140010X199X00X 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 50 8.32 6.18 2.00% 0.002
140010X299X0XX 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 17 9.00 11.55 0% 0.01
040090XXXXXX0X 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし - - 6.02 - -
040100XXXXX00X 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 6.42 - -
180030XXXXXXXX その他の感染症(真菌を除く。) - - 12.22 - -
当院の平成28年度の分娩件数は453件でした。平成27年度より19件増加しています。それに伴い小児科は新生児における黄疸、低体重等の管理が最も多くなっています。次いで、急性気管支炎、喘息、肺炎等となっています。
腎臓内科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
110280XX99000X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 15.50 12.84 16.67% 68.08
110280XX99010X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 21 12.14 14.77 0% 67.67
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 30.79 21.25 28.57% 83.00
050130XX99000X 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 17.31 17.95 15.39% 81.23
050130XX99020X 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし - - 25.02 - -
腎臓内科は慢性腎不全、次いで慢性腎不全の人工透析が多くなってます。誤嚥性肺炎、心不全は基礎疾患に慢性腎不全のある患者さまの入院となります。
内分泌代謝科
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 22 23.86 21.25 13.64% 84.50
100070XX99X000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 85歳未満 19 12.42 11.49 0% 66.68
100070XX99X100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 85歳未満 17 15.35 14.61 0% 63.88
100180XX99000X 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 17 5.12 6.12 0% 58.88
100040XXXXX00X 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 10.75 13.78 0% 48.50
内分泌代謝科は誤嚥性肺炎が最も多くなっています。これは基礎疾患に糖尿病等がある患者さまの入院です。次いで2型糖尿病の血糖コントロール、原発性アルドステロン症やクッシング症候群等の副腎皮質機能亢進症になります。糖尿病につきましては糖尿病教育入院もおこなっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌 27 - - - 12 54 1 6,7
大腸癌 14 31 18 48 17 156 2
乳癌 28 22 - - - 10 1 7
肺癌 31 - 58 74 18 32 1 6,7
肝癌 - - - 12 - 18 2
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は5大癌のなかでは、肺癌が最も多く、次いで大腸癌、乳癌、胃癌、肝癌の順になります。どの癌においても専門医により患者様の希望も聞きながら、ステージにより内視鏡手術、開腹手術、腹腔鏡手術、開胸手術、胸腔鏡手術等の手術療法や化学療法、またはそれらの組み合わせの治療をします。当院では放射線療法を行っていないため、放射線療法が必要な患者さまについては他医療機関で治療を行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症 29 9.41 51.41
中等症 132 16.53 77.77
重症 36 21.53 81.17
超重症 13 29.50 81.37
不明 - - -
当院では、中等症の割合が最も多くなります。また、重症度が上がると平均在院日数および平均年齢も上がる傾向にあります。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10傷病名発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
G45$一過性脳虚血発作及び関連症候群- - - - -
G46$脳血管疾患における脳の血管(性)症候群- - - - -
I63$脳梗塞3日以内 103 40.71 77.51 20.00%
その他 27 56.96 79.37 6.15%
I65$脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの- - - - -
I66$脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの- - - - -
I675もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症>- - - - -
I679脳血管疾患,詳細不明- - - - -
脳梗塞の症例が最も多く、さらに発症から3日以内の救急治療が最多となっています。
脳梗塞の平均年齢は77.89歳(平成27年度76.20歳)と前年度よりも高齢になっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 61 0.15 1.33 0% 67.43
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 41 2.29 7.29 0% 62.98
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 37 6.11 17.24 0% 70.43
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 25 0.28 5.16 0% 39.56
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 23 1.26 7.04 0% 66.00
鼠径ヘルニア手術は通常一泊二日の入院にて、毎月平均5件以上実施されています。
胆嚢摘出術及び虫垂切除術は、腹腔鏡を用いた手術によって早期の退院を達成しています。
乳腺の手術は原則として女性の医師が担当しています。
整形外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 79 5.22 35.29 44.30% 80.00
K0732 関節内骨折観血的手術(胸鎖、手、足) 29 2.93 12.41 0% 62.28
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) 29 6.89 41.39 39.29% 79.89
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 20 4.70 40.15 30.00% 75.90
K0463 骨折観血的手術(その他) 15 2.20 6.67 0% 60.80
外傷に対する観血的手術や人工骨頭挿入術を施行する症例が多いです。
高齢者の骨折についての症例が多いです。
症状に応じ、手術後は同一法人である「健生会ふれあい相互病院」等のリハビリテーションを重点的に行う病院への転院を調整しています。
脳神経外科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 11 0.36 19.73 9.09% 74.64
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) - - - - -
K1742 水頭症手術(シャント手術) - - - - -
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -
K6092 動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈) - - - - -
慢性硬膜下血腫に対する症例数が一定あります。
救急外来から入院した患者様に対し、速やかに手術を行っています。
当該症例における手術の施行件数は平成27年度とほぼ同じです。
産婦人科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 63 0.10 0.08 0% 33.44
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 58 8.16 6.41 0% 32.93
K861 子宮内膜掻爬術 48 0.15 0.56 0% 45.00
K877 子宮全摘術 41 1.81 7.29 0% 49.10
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 38 3.63 6.68 0% 32.68
平成28年度の分娩は453件であり、そのうち102件が帝王切開によるものです。
腹腔鏡による子宮附属器腫瘍摘出術(両側)も年30件以上施行しており、これに準じて子宮附属器腫瘍摘出術(両側)
(開腹)、子宮筋腫摘出(核出)術(腹式)、腹腔鏡下膣式子宮全摘術等も多くの症例で施行しております。
眼科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 290 0.12 1.01 0% 75.04
水晶体再建による白内障手術は例年約300件行われ、多くは日帰りまたは一泊二日の入院です。
リハビリテーション科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) - - - - -
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
K7191 結腸切除術(小範囲切除) - - - - -
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 - - - - -
立川相互病院には平成28年11月までリハビリテーションを専門とする病棟があり、脳梗塞や骨折、手術後のリハビリテーションを行っていました。
平成28年12月にリハビリテーション病棟はふれあい相互病院として新しいスタートを切り、積極的なリハビリテーションを続けています。
皮膚科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) - - - - -
K0022 デブリードマン(100cm2以上3000cm2未満) - - - - -
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
多くの皮膚手術は外来でも行われていますが、手術部位の広いものや繰り返しの処置が必要な手術は入院にて実施されています。高齢の方の入院も多く合併症管理が必要な場合は皮膚科以外の診療科(内科・外科等)にて管理となっている症例も複数あります。
泌尿器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 33 1.30 2.09 3.03% 73.39
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 17 1.82 3.59 0% 63.41
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 16 1.13 1.38 6.25% 76.25
K7981 膀胱異物摘出術(経尿道的手術) - - - - -
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 - - - - -
膀胱癌については、経尿道的手術の割合いが最も高いです。
このほかにも、体外衝撃波腎・尿管結石破砕術を外来で数多く施行していました。
泌尿器科外来は平成28年12月に新しく開設したふれあい相互病院にて診療を続けています。
消化器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 79 1.09 1.38 0% 72.43
K6871 内視鏡的乳頭拡張術 47 2.60 11.40 8.51% 73.23
K654 内視鏡的消化管止血術 22 0.41 7.41 9.09% 71.96
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 21 0.10 8.05 4.76% 74.57
K7212 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 15 1.00 1.27 0% 60.33
消化器科は内視鏡的大腸ポリープ切除術が最も多くなっています。次いで内視鏡的乳頭拡張術、内視鏡的消化管止血術、内視鏡的胃ポリープ切除術となっています。消化器科では年間400件以上の内視鏡手術をおこなっており、早期の食道癌、胃癌、大腸癌における粘膜下層剥離術(ESD)も行っています。
循環器科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 70 1.39 2.44 0% 72.13
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 59 1.10 5.68 0% 71.73
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 19 1.63 2.32 0% 68.74
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 13 3.39 11.00 0% 79.39
K597-2 ペースメーカー交換術 13 1.00 6.08 0% 81.08
循環器科は狭心症等における経皮的冠動脈ステント留置術が最も多く、次いで閉塞性動脈硬化症等における経皮的血管形成術、経皮的冠動脈形成術となっています。循環器科では年間200件以上の経皮的血管形成術等のカテーテル治療をおこなっています。また、当院ではペースメーカー移植術および交換術も行っています。
腎臓内科
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K610-3 外シャント設置術 21 17.76 18.95 4.76% 70.00
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 13 2.31 5.69 0% 72.08
K6147 血管移植術、バイパス手術(その他の動脈) - - - - -
K608-3 内シャント血栓除去術 - - - - -
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -
腎臓内科は人工透析のための外シャント設置術、次いでシャントトラブルに対するシャントの血管形成術、血管移植術、血栓除去術と続いています。また、人工透析をされている患者様の内視鏡的大腸ポリープ切除術も行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一 - -
異なる 11 0.15
180010敗血症同一 11 0.15
異なる 48 0.67
180035その他の真菌感染症同一 - -
異なる - -
180040手術・処置等の合併症同一 39 0.55
異なる 16 0.22
入院後に敗血症を発症した割合は0.67%でした。
手術・術後の合併症の再入院は、透析を行っています。
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