私たちTSHP(Teens Sexual Health Proj.)は、東京都立川市にある、立川相互病院産婦人科のスタッフを中心とした、文字通り10代の性の健康にとりくむ活動です。産婦人科医師、助産師、看護師、ソーシャルワーカー、事務で構成されています。

TSHPのマークです(画像をクリックすると大きな画像になります)

 近年、立川相互病院の産婦人科外来で、10代の若者の望まない妊娠による出産や、人工妊娠中絶と性感染症で受診される患者さんが増えてきました。そのために心や体が傷ついたり、将来設計が大きく変わってしまったりするのを見てきて、私たちスタッフは、結果にだけ対応するのではなく、予防に取り組むことにしたのです。

 また今の子どもたちには、雑誌・マンガ・テレビ・ビデオ・DVD・ゲームソフト・インターネット・携帯電話・街頭の看板やチラシなど、性産業からシャワーのように性に関する情報が入ってきてしまいます。しかし一方で、正確な性の知識や、人生の中での性の意味を、まじめに年齢にあった時期に学べるようには、今の学校教育の中ではなっていません。

 いままで、市民や医療関係者、教育関係者、福祉関係者向けの講演会や、PTAや高校生向けの学習講座などを開いたり、広報誌を作成して外来や医療関係者に配布したりしてきました。また産婦人科外来では、避妊に失敗した若者や、性感染症に感染した若者にアンケートに協力してもらい、どんな健康教育が求められているか検討しています。

立川相互病院で行われた学習会(04年)

 現在当プロジェクトチームでは、小学校・中学校・高校のPTA向けの講座や、若者・企業の新入職員向けの講座などを行っています。

 ご要望の際は、コンタクトのページからメールにてご連絡ください。