院長挨拶

院長挨拶

バリアフリーでアメニティの高い透析医療のモデル診療所をめざして

院長 小泉 博史

 すながわ相互診療所は2001年6月に開設した透析医療専門の診療所です。多摩都市モノレールでJR立川駅から7分、砂川7番駅から徒歩5分のところにあります。透析患者は2004年には全国で24万人近くになりましたが、高齢者や糖尿病患者、長期透析患者の増加に伴って車椅子の人や様々な合併症を持つ患者が増えています。当院は車での来院に便利なような駐車場や乗降スペースが充分にある診療所、車椅子トイレや透析後食事をする場所などが完備した、バリアフリーの診療所として作られました。また患者さんは週3回、年間150日前後を透析室で過ごすわけですから、アメニティにも配慮した、勉強も旺盛にできる図書室や会議室など職員の働く環境も整備した診療所です。

 すながわ相互診療所のある砂川は「砂川基地反対闘争」の闘われたところでもあります。川上水が引かれてから開拓が進んだ砂川は畑作を中心に農家がほとんどの場所でしたが戦前は日本軍、戦後は米軍によって畑が取り上げられ72万坪以上の基地が作られた町となりました。朝鮮戦争後の1955年米軍基地拡張計画が発表され、機動隊に守られた強制測量、杭打ちが行なわれました。しかし「土地に杭はうたれても心に杭はうたれない」との合い言葉で運動は全国に広がり沖縄返還、安保闘争へと続く反戦平和運動の象徴として戦われました。そしてついに1968年米軍は拡張計画の中止を発表し、現在米軍基地は返還され、その1/3は昭和記念公園となり多くの人の散策とやすらぎの場所となっています。

 すながわ相互診療所には友の会の部屋もあります。診療だけではなく地域のコミュニティセンターにしようと様々な催しを企画しています。「21世紀のあるべき透析医療を実現する診療所」をめざして意気高く進もうと思っています。

病院外観

社会医療法人社団 健生会 すながわ相互診療所

診療科目

外来透析

所在地

立川市幸町5-9-2

TEL:042-538-1502
FAX:042-534-0372

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