磁性アタッチメント

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けんせい歯科 歯科技工士 関 多革司

今回は新設導入された磁性アタッチメントについて紹介したいと思います。
磁性アタッチメントとは支台歯(歯牙)に埋め込んだキーパー(金属体)と義歯に埋め込んだマグネットを吸着させ義歯の安定を図る維持装置です。

●ダイレクトボンド法とは
削った歯の土台の上にワックスパターン(ろうそくのようなもの)で形を形成し、その上にハウジングパターンという枠を上に載せます。その後、金属に置き換えます。置き換えた金属の中にキーパーを入れ、接着性レジンセメント(接着剤)で固定します。この製作方法により、キーパーの変形や酸化被膜(鋳造のよる鋳接ではないため)による脱落を防ぎ安定した吸着力を発揮します。

新しく導入されたマグネット式義歯ですが、メーカー側の在庫不足により、発注しても入荷が未定な状況にあります。
今後、安定供給ができるように努力をしてまいりますので、ご了承のほどをお願い致します。