歯科のレントゲン

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歯科に受診すると「レントゲンをとりましょう」と言われますよね。
福島の事故以降不安や心配をする方が多くいらっしゃいます。
医療用のレントゲン写真にはエックス線が使われます。
エックス線とは放射線の中のひとつ、高エネルギーの電磁波です。
エックス線は放射能を持つ放射性物質ではありません。
ふだんのレントゲン室に放射線は残っていません。
歯科のレントゲンには、数本の歯を写す「デンタル」という方法。
全ての歯+あごの骨全体を写す「パノラマ」という方法の2種類が行われます。
それぞれの放射線量は胃のレントゲン写真1枚(約4.1mSv)で浴びる放射線量よりも少ない値です。

  • 全顎総覧撮影用X線装置「パノラマ」・・・0.03mSv(1回)
  • 口内法撮影用X線装置「デンタル」・・・0.01mSv(ミリシーベルト)
  • コーンビームCT「歯科用CT」・・・0.1mSv(1回)

レントゲンの検査でわかることは、むし歯の進行範囲、肉眼で見ることのできない歯の状態、骨の状態(歯周病の進行具合をみる)などを知ることができます。

妊娠(もしくは妊娠の疑い)があったら

胎児に影響があるとされる放射線量は100mSv(ミリシーベルト)といわれます。
鉛の防護エプロンをしていれば数値は100分の1ぐらいになります。
因みに普通に暮らして1年間で自然に被爆する放射線は2.4mSvぐらいですから、全く心配ありません。
現在けんせい歯科ではデジタルレントゲンを採用しています。
デジタルレントゲンはさらに放射線量は10分の1程度少なくなります。