お知らせ

認知症があっても一人暮らし

こんにちは。
健生会ふれあい相互病院在宅室 ざいたこです。
このざいたこだよりを書いている今日、東京にも雪が降っています。
気温も低くとても寒い日です。
皆様の住んでいる地域ではどうでしょうか?

今回は第6回藤井医師のざいたこだよりになります。

訪問診療では多くの方の生活をみさせて頂きます。認知症の方も病気の程度は様々でその生活も一人ひとり異なります。
Aさんは娘さんを亡くしてからは一人暮らし。他に身寄りはありません。以前は1人で私の外来に通院されていましたが、1人での外出が難しくなり訪問診療となりました。
薬の飲み忘れや過剰内服があり、訪問薬剤師と訪問看護、ヘルパーと協力して薬の飲む回数を1日2回とし、薬剤師が薬を分包しお薬カレンダーにセット、ヘルパーさんの訪問時に内服を確認し、その日の夜の薬だけ置いてきます。翌日のヘルパーさんがきちんと服用されているかを確認します。
一人での外出はご自分でも不安がありヘルパーと一緒に買い物に行き、食べたい物を買ってきます。宅配弁当も1日一食利用します。
1人での入浴は難しくなりましたがデイサービスでお風呂に入ります。
短期記憶の低下はありますがご自分で食事の用意や排泄は出来るので、ケアマネージャーが組んでくれた毎日複数回の関係者の訪問で見守りながら、一人暮らしをされています。
ご本人に聞くと家事は全部自分でやっていますとニコニコしながら仰いますが(実際はヘルパーが殆どですが)、その満足そうな表情をみると、Aさんの生活を皆で支えることができて嬉しく思います。

藤井

第6回藤井医師のざいたこだよりいかがでしたか?
ざいたこも藤井医師と訪問診療でAさんの自宅へうかがう事がありますが、帰り際自宅の外まで出てきてニコニコ笑顔で手を振って見送ってくださいます。
認知症でもその人らしく住み慣れた地域で暮らしていけるようサポートしていきたいと思います。

訪問診療終了し在宅室に戻ってきた藤井医師です。
今年も笑顔で頑張ります。

まだまだ寒い日が続きますが皆様も体調気を付けてお過ごしください。

訪問診療ご希望の方はご相談ください。

健生会ふれあい相互病院在宅室 ざいたこ

一覧に戻る

      

各病院のご案内

立川相互ふれあいクリニック

立川相互病院

あきしま相互病院