入れ歯で知っていた方がいい話

けんせい歯科 歯科技工士 関 多革司

入れ歯は食事や見た目だけのために使用しているという人は多いと思います。では、本当にそれだけで良いのでしょうか?
入れ歯は臓器の一部です。そう、あなたそのものなのです。
この20年余り2080運動や健康増進を行う活動で70~84歳までに20歯以上歯がある人の割合は急上昇。70~74歳では約5倍に、80~84歳では約3倍になりました。

多く歯が残り、よく「噛む」ことにはこんな効果が!

明日からもっと噛みたくなる8大効果!!

1.肥満防止
 脳にある満腹中枢が働いて食べ過ぎを防げます。
2.味覚の発達
 食べ物本来の味がわかります。
3.言葉の発音がはっきり
 噛むと口のまわりの筋肉が動き、表情が豊かになり、いつまでも若々しくいられます。歯並びがよく、口をしっかり開けて話すと、きれいな発音ができます。
4.脳の発達
 あごの開閉は、脳に酸素と栄養を送り、脳細胞の働きを活発にします。そして、認知症予防に役立ちます。
5.全身の体力向上と全力投球
 歯を食いしばることで、力がわき、日常生活への自信が生まれます。
6.胃腸の働きを促進
 「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」とはよく言ったもの。よく噛むと、消化酵素が多く分泌され、消化を助けます。
7.がんを防ぐ
 唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあると言われています。
8.歯の病気を防ぐ
 唾液が多く分泌され、口のなかをきれいにします。唾液には、虫歯になりかかった歯の表面を修復する作用や細菌感染防止作用などがあります。

それでは、歯を失い入れ歯を入れずにいると、どのような悪影響があるのでしょうか?

歯が20以上残っている人や、歯がほとんどなくても入れ歯により噛み合わせが回復している人と比較して、認知症の発症リスクが最大1.9倍になるとわかります。
また、転倒リスクが最大で2.5倍に。
実際、「要介護」と認定される原因の約1割は「骨折・転倒」です。
健康な身体づくりはまず、歯からです。
合わないからとあきらめずに、歯科医院で相談し、治療してみてはいかがでしょうか?