逆かさに、見てみる

半年で2回骨折。雨の日急な坂で滑って、思いっきり尻餅。2回目は柵をまたごうとして足が届かず手から転倒。2回とも仕事と通勤には支障はなかった。どちらも一月しても痛みがとれず受診。背骨の圧迫骨折と手の骨折が判明。骨密度は年齢相応だった。
歳の甲斐なく、不用心。歳といえば「徹子の部屋」で加藤登紀子が、50過ぎから歳を、一年ずつ引き算している、楽しいと言っていた。70なら30というわけだ。思えばそのころ私は、仕事も勉強も、子育て・家庭も社会活動も、新しく経験することばかりで一生懸命だった。振り返るとその当時の私がいる。回り道も寄り道も多かったが、一日一日を重ね、今を生きている。年を取ることには新たな発見がある。

宮地秀彰

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