ベトナム人の親子が予防接種で来院した。もうすぐ2才になる男の子とお母さんだ。長いカタカナの名前。2回そらんじて呼んだ。打ち終わって「家では何と呼んでいますか」。「シンです」。目を見てニッコリ答えてくださった。あたたかい親しみを覚えた。家族は、この街で暮らし、働き、保育園に通っているのだろう。次はいろいろ聞いてみよう。
参議院選挙を境に、外国人への根拠のない言葉で差別をあおり、社会の不安の原因であるかのような動きが広まっている。外国人に限らず、知らない人と言葉を交わしたとき、理解と親しみが生まれる。政治が激動し、先が見えない時だからこそ、自分自身の頭で考える。出会いを大切にし、これはと思うやり方で、人間的なつながりを積み重ねたい。