近づく心の距離

コロナで人との距離を近く感じることがある。心の距離である。コロナ禍は予防治療が未確立、施策が未整備で、社会に不安と危機感をひろげている。あいさつ代わりになるほどだ。言葉を交わすとき、互いに気持が似ているなと親近感を感じたり、受け止められたと感じるとき、気持ちが楽になり力が湧いてくる。
「コロナうつです。コロナ太りです」と冗談とも言えぬ声を聞く。会食や共同の作業など、実際に出会う刺激や発見のある生活は大切だ。人と会う楽しさは生きる活力を与えてくれる。離れて「会う」工夫と、密に注意し、集まり出会う工夫をして、生活の楽しさを保ちたい。コロナに対応する安心安全なケアのある地域をつくるため、一層の努力と運動を進めましょう。

宮地秀彰

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