記憶し、伝える

 新入職員が原水爆禁止広島大会にオンラインで参加した。今年世界で核兵器禁止条約が発効したこと、広島市内の高校生が描く原爆絵図に衝撃を受けたと報告した。若い世代には核兵器は、国際的に違法であると認識されるだろうこと。76年前の広島の惨状が彼女と同じ世代を通して伝えられ受け止められている。大きく動いている。
 小学校入学の頃の夏の夜、原爆の巡回幻灯会が隣の地区であった。母に連れられて行った。怖さと驚きの記憶となった。そのころ雨にぬれると死の灰で頭の毛が抜けると注意された。原水爆実験が盛んに行われていたころだ。私は岐阜県の、今は無人駅の里で育った。小学校は一クラス。そんな田舎で地元の誰が幻灯会を開いたのだろう。

宮地秀彰

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