透析室「印象に残っている患者さんとの関わり」
若手看護師私は立川相互錦町クリニックの透析室で働いている2年目看護師です。
当クリニックには100名ほどの患者さんが通院しています。血液透析は基本的に週3回必要で一生涯続ける治療であるため、長い時間をかけて深く患者さんと関わることができます。
私が印象に残ったのは、50代で透析導入し水分コントロールに悩みながらも、海外旅行に行くなど日常生活も充実されている男性です。透析患者さんは十分に尿を排泄できないため、水分摂取量の管理が非常に重要です。その方は、透析を導入して2年ほど経ちますが、水分管理が上手くいかないために心不全を繰り返し、緊急入院も何度もされていました。ご本人も思い通りにいかないことに悩んでいらっしゃる様子でした。
外来透析開始時から関わり、始めは「水分摂取量が多いのでもう少し控えましょう」など一般的な指導でした。しかし日々の関わりや自宅訪問を通して少しずつ信頼関係が構築され、どんな食べ物が好きでどんな食事を摂っているか、何が原因で水分量が増えてしまうのかなど、深いコミュニケーションがとれるようになりました。患者さんの生活に合わせた具体的な指導につながり、少しずつコントロールができるようになってきています。
透析は時間的にも体調的にも日常生活への制限が多くなりますが、今患者さんは海外旅行や趣味の農業など、日常生活も充実させていらっしゃいます。その方との関わりを通して、患者さん一人一人の願う生活を知り、それを支えられる看護師になりたいと感じています。
