活動報告 ACTIVITY

6階東病棟「印象に残った患者さんとの関わり」

若手看護師

私は立川相互病院の6階東病棟で働く2年目看護師です。

私の印象に残った患者さんとの関わりは、橋梗塞により入院した80代男性のTさんです。Tさんは左半身麻痺と構音障害を呈し、発症初期は経口摂取が困難であったため、内服薬投与を目的として経鼻胃管が挿入されました。Tさんはもともと自分で食事を摂取していたこともあり、「こんな物を入れるのは嫌だ」と経鼻胃管に不快感を示されていました。

嚥下機能の一部回復に伴い経口摂取を再開し、経鼻胃管は抜去されました。しかし、慢性的な誤嚥があり、痰の貯留も認められ、嚥下機能は再度低下していきました。経口摂取が困難になってきたため、胃瘻などの代替栄養法を提案しましたが、Tさんは「自分の口から食べたい」と胃瘻を希望されませんでした。そこで、Tさんの希望を叶えるために、可能な限り経口摂取による栄養補給を継続する方針となりました。
誤嚥のリスクが高いため、食事形態や介助方法について十分に配慮しました。誤嚥しないように摂食ペースを調整したり、追加嚥下を促す声かけをしたり、吸引による口腔・咽頭内の清潔保持を行ったりしながら誤嚥の予防に努めました。
T
さんは経口摂取できることに喜びを感じてくれて「美味しい、ありがとう、ありがとう」と何度もお礼を伝えてくれました。

今でもTさんのペースに合わせて、誤嚥しないように介助することで経口摂取を継続することができています。
 

脳血管疾患を発症した患者さんの嚥下機能低下は、生活の質に大きく影響します。そのため、誤嚥予防と経口摂取の維持は重要な支援となります。

今回Tさんと関わったことで、患者さんの意思を尊重しつつ、その方の状態に応じた関わりが求められることを学ぶことができました。

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