5階西病棟「印象に残っている患者さんとの関わり」
若手看護師私は立川相互病院の5階西病棟で働いている2年目看護師です。5階西病棟は外科系の病棟で、手術を受けられる患者さんが多くいます。術前はADL自立、ひとりで生活を送っていた方も術後ADLが低下し、施設への転院が必要になったり福祉サービスの導入が必要になったりする方もいます。
私の印象に残っている患者さんは、80代の人工肛門造設(ストーマ)患者Aさんです。Aさんは退院後ストーマ管理が自分でできるように装具の手技獲得に向け、術後から日々練習を行っていました。しかし、手技獲得がなかなか上手くいかず、退院後の生活に不安を感じているように見えました。「自分の事は自分でやりたい」という気持ちが強く、「家族にやらせるわけにはいかない」といつも話していました。しかし、一人で出来ることには限界があります。そんな姿を見て「すべて一人で行う必要はないですよ、頼れる部分は頼っていいのですよ」とお伝えしました。
私は、訪問看護等のサービスがあることを知っていただきたいと思い、不安な思いを傾聴して、訪問看護の具体的な説明を行いました。
Aさんは介護サービスを十分に理解していないからこそ、退院後の生活が不安になったのだと思いました。不安な気持ちを完全になくすことはできなかったかもしれませんが、介護サービスを理解したAさんは表情が明るくなり、退院の際は笑顔で自宅へ帰られました。
退院後、Aさんの自宅へ訪問する機会がありました。住み慣れた自宅での生活は大変なこともあるそうですが、とても充実しているように見えました。そんな姿にとても嬉しさを感じたことを覚えています。