学校給食

みそ汁給食。小学3年頃始まった。知っているおじさん達が給食室を建て、おばさん達が交替でみそ汁を作ってくれた。多分勤労奉仕。暖かで具が多く味も香りも覚えている。弁当は冷たかったがクラスの皆で美味しく温かな気持ちで食べた。そのご完全給食になった。
中学では給食はなく、弁当の蓋を立て隠して食べる級友や、ご飯だけ持ち途中で魚肉ソーセージ1本買ってくる級友もいた。
給食はその頃、唯一栄養の整ったまともな食事でもあり、子どもの味覚と食の内容を広げた。人々の食と体の下支えになり、貧困な子どもの健康にも役立った。
子どもを思う長年のたゆまぬ努力は、給食を通して政治の荒波から子どもを守る社会のインフラとなってきた。

宮地秀彰

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