昭和記念公園

久しぶりに昭和記念公園に行った。子どもたちが付いて来なくなってからだから随分になる。立川駅方面から入ったみどり橋から西を望むと、公園が狭山丘陵、丹沢山地、富士山、多摩丘陵との間に位置して見える。振り向くとモノレールとビル群が控えている。広い空のもと広々とした緑の公園だ。秋はとても美しい。
車椅子の人や様々な人が楽しんでいた。30年前からのボランティアの植林による、武蔵野の原野を再生させる試みは、公園の一画で静かな傾斜の林をなしていた。
1911年住民の土地は日本軍基地となり、敗戦後米軍基地となった。砂川闘争と基地返還闘争で返され、一部が平和利用として国営公園がつくられた。しかし基地機能は米軍横田基地に再編強化され、今に至っている。

昭和記念公園の四季 2007瀬戸豊彦

  • 春・・菜の花、梅、チューリップ 5月・・アイスランドポピー、シャーレーポピー
  • 本来の自然がよみがえりつつある。
  • 雑木林、冬、武蔵野を偲ばせる 山里を醸し出す
  • 時の仕業 我々が自然の手助けに勤しむ
  • 花畑 春のポピーと秋のコスモス
  • 色の美しさ 花の公園
  • 77年米軍基地の全面返還
  • 83年開園 ・・180ヘクタール 東京ディズニーランドの3倍

国営昭和記念公園事業概要 1995年

  • 公共空間と文化的内容
  • 基調 静かで緑あふれる。深い樹林地、水
  • 都心から西へ35km
  • 北は狭山丘陵 南は多摩丘陵

宮地秀彰

ページ上部へ戻る