ケア

初めての子が生まれ、共働きの妻の最初の日曜出勤。娘が泣き止まない。一人で何とかしなければならい。抱っこしてリズムを付け揺すってやると、ようやく落ち付いた。娘にこれでいいよと言われたようだった。私のリズムにも合い、応えさせてくれた。

丸ごと相手を受け止め、細やかな要求に応えケアする介護や看護、保育などエッセンシャル・ワーカーが、コロナ禍で可視化された。人にしかできず社会にとって必要で、十分な手間が欠かせない。人間らしく、その人らしく生き、回復し、成長に必要な、人間の基礎を支える仕事だ。多くを女性が担い、長時間と低賃金、感染の危険の現実。社会の豊かさを支えるもの、経済や政治の中心に位置づけられるべきです。

宮地秀彰

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  • 2021.01.25みやちのつぶやきケア
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