夏バテにならない食事と生活習慣で暑さを乗り切ろう:暮らしの健康教室

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(追記)2023年9月1日

2017年当時の記事ですが、近年には当てはまらない対策法となっております。
近年では室内でも熱中症の危険性が高まっております。エアコンをつけて部屋の温度調節をし、熱中症予防に重点を置いて過ごしていただきたく存じます。

夏バテ予防5つのポイントは…?

毎日暑い日が続き、元気がでなかったりだるさを感じたりするという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は夏バテ予防についてお話します。
猛暑の屋外とエアコンの効いた室内との温度差は、体力の消耗や自律神経の乱れから食欲の低下やだるさを引き起こします。また、エアコンに頼りすぎた生活は汗をかく機能を低下させ、うまく汗をかけなくなります。すると体温の調節ができず、夏バテを引き起こします。逆に大量の汗によって体の水分が不足してしまうことも夏バテの原因の一つです。熱帯夜でうまく寝付けなかったり眠りが浅くなったりすることで疲れが残ってしまうこともあります。夏バテを予防するポイントを5つご紹介します。

夏バテ予防5つのポイント

①食事のバランスを考える。食欲が落ち、そうめんなど炭水化物に偏りがちです。肉や魚などのたんぱく質、ビタミン・ミネラルを含む野菜や果物を積極的に摂るようにしましょう。冷たいものばかりを食べ続けると胃腸の働きが弱まるので、温かいものも食べるようにしましょう。

②冷えすぎに注意。
室内外の温度差は5℃以下にしましょう。調節が難しい場合は、上着など衣類で体温調節をしましょう。

③ぐっすり眠る。
寝苦しい夜は1~2時間程度で切れるようにタイマー設定をして上手にエアコンを活用しましょう。一晩中エアコンをかけ続けると身体を冷やしすぎてしまうため、かえって睡眠の質を下げてしまいます。また氷枕などひんやりした素材の寝具を選ぶのもお勧めです。

④十分な水分補給。
少ない量でもこまめに水分を摂るようにしましょう。寝ている間にも汗をかいているので、寝る前や起床時も水分を摂りましょう。大量に汗をかいたときは、スポーツドリンクや経口補水液もお勧めです。

⑤適度な運動。
気温が低い早朝や夕方以降、軽く汗ばむ程度の運動をして、汗をかく力を高めましょう。

日々の工夫で夏バテを予防し、元気に楽しく過ごしましょう。

◇健康のいずみ 第524号(2017年8月5日)より

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