早食いをやめてよりおいしく健康な食生活を:暮らしの健康教室

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肥満・メタボの元?! 早食い防止・8つのポイント

年末年始は暴飲暴食や寝正月をして、体重が増えてしまいがちですね。日本生活習慣病予防協会では、毎年2月を全国生活習慣病予防月間と定め、今年は特に少食をテーマに、腹八分目、塩分・糖分の減少、食べすぎにつながるストレスの減少を目標としています。
食べすぎの原因の一つに、早食いがあります。早食いを予防することで肥満やメタボリックシンドロームの予防や改善につなげることができます。
通常食事をして約20分経つと、脳は満腹になったという信号を出します。早食いだと満腹の信号が出る前に必要以上のカロリーを摂取し、食べすぎてしまいます。まずは今どのくらいの時間をかけて食事をしているのか時間を測ってみて下さい。もし20分より短ければ、次に紹介する早食い予防の8つのポイントをぜひ試してみてください。

早食い防止8つのポイント

①かむ回数を増やす。
最低でも20回はかむ、今より5回多くかむなど、かむことを意識してみましょう。

②一口の量を減らす。
大きいものより小さいスプーン、スプーンより箸を選ぶようにしてみましょう。

③飲み込んでから次の食べ物を口に入れる。
次々とかきこまずに、口の中を空にしてから次の一口を食べるようにしましょう。

④水分で食事を流し込まない。
かまずに水分で流し込むような摂り方は控えましょう。よくかんで充分な唾液を出して、水分がなくても飲み込めるようにしましょう。

⑤歯ごたえがある食材を選ぶ。
ごぼうやレンコンなど、食物繊維が多い食材を選ぶようにしましょう。

⑥野菜は厚く大きめに切る。
大きめに切る事でかむ回数を増やしてくれます。

⑦時々箸を置く。
時々は箸をおいて口の中のもの味わうように食べましょう。

⑧2人以上で食べて会話を楽しむ。
話しながら食べると自然とゆっくり食べることができます。ゆっくり食べる人のペースを真似てみるのもよいです。

早食いを予防して、よりおいしく健康的な食生活を過ごして下さいね。

◇健康のいずみ 第530号(2018年2月5日)より

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