3月19日はミュージックの日:暮らしの健康教室

音楽にはリラックスや記憶力向上の効果あり!
 3月19日はミュー(3)ジック(19)の語呂合わせでミュージックの日です。音楽は心地よい気持ちにさせるだけではなく、心身ともによい効果をもたらしてくれます。
 音楽は自律神経の働きによって、リラックス効果を得ることができます。聴く、歌う、演奏する、どの方法でもよいです。テンポの速い音楽は気持ちを盛り上げさせ、テンポの遅い音楽は気持ちを落ち着かせる効果があります。
記憶力・集中力の向上効果も
 また音楽を聴くことで脳の血流がよくなり、記憶力を向上させることができます。昔好きだった曲を聴いたとき、一緒に当時の情景も思い出した経験がある方もいるかもしれません。記憶と音楽が結びつくと、記憶にとどまりやすくなります。そのため勉強のときに音楽を聴くと、集中力の向上上や勉強の内容を記憶に残しやすくする効果があります。その際は音量を小さくし、テンポは遅く、歌詞の入っていない音楽を選ぶとよいです。
音楽を取り入れたい場面
 寝る前に音楽を聴くと、睡眠の質を向上させる効果もあります。ただし、テンポの速い曲や歌詞のある曲は、脳の覚醒や、歌詞の意味から派生して考えごとをしてしまう恐れがあります。お勧めは、雨音や鳥の声など自然音のある音楽、テンポがゆっくりとしたクラシック、オルゴール音などです。寝る前に音楽をかける際は、寝落ちする前に音楽を止めるか、タイマーで自然に止まるようにしておきましょう。
 音楽を聴きながらの運動もよいです。運動後の疲労感が少なくなり、楽しく運動を続けることができます。なかなか運動が続かない方は、好きな音楽を聴きながら行ってみましょう。さらに歌いながら運動をすると、肺活量の増加も期待できます。運動が苦手な方は、歌うだけでも心肺機能を向上させることができるのでお勧めです。
 ぜひ日常の中にうまく音楽を取り入れて、心身の健康に役立ててみてください。

◇「健康のいずみ」3月号(2024年3月5日/第603号)より

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