活動報告 ACTIVITY

手術室「卒1の思い出」

若手看護師

私は立川相互病院手術部に勤務する2年目の看護師です。

当院では外科・整形外科・産婦人科・泌尿器科・胸部外科・脳外科・皮膚科・循環器科・眼科・血管外科を年間およそ1800件の手術を行なっています。
また隣接する血管造影室の業務も担っています。

私は新卒で手術室に配属されました。
手術室というと学生時代に触れる事が少なかったのでゼロからのスタートでした。
疾患や薬剤はもちろん、器械の名前や使い方・術式など覚えることが多く大変でした。
しかし、プリセプターをはじめとする職場の先輩方が多くのことを丁寧に教えてくださるおかげで全科の手術に入る事ができました。
実際に手術に入ることで、解剖生理だけでなく術式も実際に臓器を見ながら学ぶことが出来てとても楽しいです。
特に腹部大動脈は想像するよりも太く驚いた事を覚えています。

1年目で印象的だったことは多くあります。
特に、帝王切開の器械出しは他科の手術よりも緊張したのでよく覚えています。
手術は意識下(下半身は麻酔で感覚はありません。)で行います。
素早く適切な器械を渡し、スムーズな進行となるようにサポートしていきます。
もちろん、意識下であることから、お母さんによっては不安が増強してしまうこともあります。
そのため入室前から外回り看護師と器械出し看護師とで情報共有をし、声掛けやタッチングなどを積極的に行うことで、少しでもお母さんの不安が軽減するように関わっています。
これが手術室看護で最も大切なことだと思っています。
ついに、赤ちゃんが産まれる時は緊張感もありますが、産まれたばかりの命に感動もします。
なにより小さくてかわいい!!!です。
他科の手術に比べて二人分の命を預かっていることで責任感も2倍ですが、産まれたばかりの赤ちゃんや、カンガルーケアに立ち会いお母さんの涙を見て、やりがいを感じます。

手術室は難しいイメージもあると思いますが、沢山の事が学べる場所です。
また、病棟では経験できないことも沢山あります。
今後も積極的に自分から学びを深め、一人前の手術室看護師を目指します。

資料請求

看護学生の方
for new graduate

資料請求

既卒の方
for mid career