第28回LLLを開催しました
イベント4月26日(土)に、東京民医連の看護奨学生が一堂に集まり学習・交流を行うLLL(Let’s Learn of Life)を開催しました。
昨年に引き続き、今年も対面で開催し91名の学生が参加しました。
健生会の看護奨学生2名が実行委員長と副実行委員長を務めて、開会の挨拶と閉会の挨拶を行いました。
今回のテーマは「終末期の看護~その人らしく最期を迎えるために私たちに何ができるか~」です。いつかやってくる人生の最終地点を前向きにみんなで話し合いたい、実際に患者さんとどう関わっているのか学びたいという学生の意見が多く、本テーマに決定しました。
今回は東京保健生活協同組合 大泉訪問看護ステーション所長の赤羽看護師が講演をしてくださいました。
講演では、最期まで穏やかにおうちで過ごすために看護師ができることを話してくれました。55歳以上の半数が在宅死を希望しているそうですが、実際に自宅で最期を迎えられている方は、約15%しかいないそうです。自宅の環境が整わない、病状が安定しないなど様々な要因がある中で、訪問看護師としてどのようなフォローができるのかを赤羽看護師から学びました。利用者やご家族の想いを傾聴し、想いに寄り添えるよう他職種との連携をスムーズにしておくことが大切だということを学ぶことができました。
講演後は、グループに分かれてアイスブレイク「あたまおしりゲーム」というバラエティ番組でお馴染みのゲームを行い、大いに盛り上がりました。アイスブレイクで緊張が溶けたあとは、ディスカッションを行いました。「その人らしく最期を迎えるために私たちに何ができるか」、「自分は家族と何を話しておこうと思ったか」について活発な意見交換を行い、各グループの代表者が発表をしました。
—参加学生の感想—
在宅に限らず日々利用者さんの話を聞いて、その人を知ろうとすること、それをケアに活かすことが大切だと考えた。話したい看護学生だと思ってもらえるように信頼関係を築くことが大切だと思った。
その人らしく最期を迎えるために、まずはその人自身を知り、問題となっている課題を明確化すること、その課題がなぜ生じているのかという要因まで考えることが大事だと改めて感じた。