子宮がん検診を受けましょう:暮らしの健康教室

ウィルス感染が原因の頸がん、ホルモンが関わる体がん

毎年4月9日は子宮がんを予防する日(子宮の日)です。

子宮がんの種類

子宮がんは子宮の入り口にできる子宮頸がんと、子宮の中にできる子宮体がんに分けられます。
子宮頸がんは、発がん性のあるヒト・パピローマウィルスの感染が原因で引き起こされ、性交渉で感染します。近年では性交経験の低年齢化に伴い、20歳代の子宮頸がん患者が増えてきています。
ヒト・パピローマウィルス自体はありふれたウィルスで、性交経験のある女性では誰でも感染する可能性があります。多くの場合は、免疫力によって自然に身体の外に排出されますが、約10%の方は感染した状態が続くことがあります。感染が長く続くと、細胞が変化して異形成とよばれる“前がん状態”になり、さらに進行すると子宮頸がんとなります。ウィルスの感染からがん化するまでは、数年から10年以上かかります。初期の子宮頸がんや異形成の段階では自覚症状がありません。早期発見のポイントは定期的な検診です。
子宮体がんは卵巣から分泌されるエストロゲンとよばれる女性ホルモンが深く関わっています。子宮体がんは初経が早い、閉経が遅い、出産歴がない、肥満、食事の欧米化などの原因で引き起こされます。子宮体がんは初期の段階から不正出血があらわれることが多いので、色のついたおりものがだらだら続くなど、不正出血に気が付いたら早めに婦人科を受診しましょう。生活習慣を見直し、肥満の予防に努めることも大切です。

早期発見が完治のコツ

現在日本では、2年に1回の子宮がん検診の受診が推奨されています。ふれあいクリニック健康管理センターでも子宮がん検診を実施しています。また、自費にはなりますがヒト・パピローマウィルスの検査も追加できます。
子宮頚がんも体がんも早期発見が完治のコツです。ぜひ1~2年に1回は子宮がん検診を受けるようにし、気になる症状があらわれたら早めの受診をするようにして下さいね。

◇健康のいずみ 第544号(2019年4月5日)より