ゴールデンウィーク明けは五月病にご用心!:暮らしの健康教室

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自分でできる五月病予防・4つのポイント

新年度となり、新生活を迎えた方も多いかと思います。五月病という言葉をご存知のかたも多いでしょう。新年度の張り切っていた気持ちが、ゴールデンウィーク明けに落ち込んだり、やる気が低下したりする状態のことです。なかには胃痛や動悸など身体症状が出る場合もあります。通常は1か月程で症状も落ち着きますが、こじらせるとうつなどの心の病につながります。
新人だけではなく、真面目な方や内向的な方、完璧主義な方がなりやすいと言われています。


五月病の予防は4つポイントがあります。

1.バランスのよい食事
食事が偏ると、セロトニンという感情をコントロールするホルモンが不足します。またビタミンCは、副腎という場所から出るストレスに対抗するホルモンの合成を促してくれます。ビタミンCを多く含む食品を摂るようにしましょう。

2.質のよい睡眠
睡眠は疲労を回復させる効果があります。疲れたと感じたら早めに寝て、睡眠時間を確保しましょう。ただし休日だからといって寝だめは逆効果です。朝は太陽の光を浴び、体内時計をリセットさせましょう。すると夜には質のよい睡眠がとれ、また翌日元気に活動できます。

3.気分転換
自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。日ごろの頑張りを認めて、自分を褒めることも大切です。

4.職場の人や家族との会話
話を聴いてもらうだけで気持ちが楽になることがあります。また言葉にすると、悩みの解決策が自分で発見できたり、考えつかなかった意見をもらえたりすることもあります。
1人で悩まずに積極的に会話しましょう。

ストレスが溜まったときどんな症状が出るのか、今どんな状態にあるのかを客観的に見る視点を持ってみてください。そして意識的に五月病を予防できそうなことを始めてみてください。それでも症状がよくならない時は、医療機関や心の相談窓口などに相談しましょう。心も身体も活力にあふれた生活を送ってくださいね。

◇健康のいずみ 第521号(2017年5月5日)より

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