肝炎に注意!肝心要の肝臓を健康に保とう:暮らしの健康教室

肝炎予防・重症化防ぐ5つのポイント

7月28日は世界肝炎デーです。肝臓は沈黙の臓器とも言われ、肝臓に異常があったとしても初期には全く症状がありません。身体がだるいと感じる頃にはかなり症状が進んでいることもあります。

肝炎は5種類に分けられます。A型肝炎は主に水や食べ物を介して感染します。衛生状態の悪い国に行かれる方は注意が必要です。

B型肝炎は主に血液や体液を介して感染します。以前は母子間での感染が多くありましたが、現在はワクチン接種の普及により、数は減少しています。医療者の針刺し、性交渉での感染は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかしウイルスは唾液や汗、涙にも含まれており、近年では保育園や家庭内などでの感染が報告されています。そのため全国民にB型肝炎感染予防が必要とされ、2016年4月以降に生まれた全ての0歳児を対象にB型肝炎ワクチンが無料で定期接種化されました。

C型肝炎も血液や体液を介して感染します。若者の感染では、不衛生な器具を使っての刺青やタトゥー、ピアスを開けるピアッサーの使いまわしでの感染が増えています。

D型肝炎はB型肝炎ウイルスに感染している人が感染し、日本ではまれです。

E型肝炎は水や食べ物を介して感染します。イノシシや鹿、豚レバーからの感染が報告されています。
肝炎にならないために、感染しても重症化しないために5つポイントがあります。

(1)健康診断を受ける。
今まで肝炎の検査をしたことがなければ、健診の際に肝炎の項目を追加しましょう。また肝臓の数値で精密検査が必要と記載があれば、症状がなくても受診しましょう。

(2)イノシシ・鹿・豚のレバーは十分加熱して食べましょう。

(3)かみそりやピアッサー、家族ではない人とのタオルの共有は避けましょう。

(4)子どもへの食べ物の口移しは止めましょう。

(5)不特定多数との性交渉は避けましょう。

肝炎予防の対策をしっかりとって、肝心要の肝臓を健康に保っていきましょう。

◇健康のいずみ 第523号(2017年7月5日)より