気にしてますか?腸内細菌のバランス:暮らしの健康教室

腸内環境をととのえて すっきりさわやかな毎日を

今年もいよいよ年の瀬。毎年この時期はつい運動不足や食べすぎになり、知らず知らずに腸に負担がかかった生活をしがちです。腸はとてもデリケートでストレスや食生活の乱れなどで腸内環境が乱れ、便秘や下痢の原因となります。また、腸内には多くの細菌が棲んでいます。この腸内細菌のバランスが崩れると悪玉菌とよばれる細菌が増え、肌荒れや感染症にかかりやすくなったり、脳卒中やがんを引き起こしたりする原因の一つとなってしまいます。
腸は大きく分けて小腸と大腸に分けられます。小腸は体から取り込んだ食べ物の消化と吸収の大部分を担い、大腸は水分を吸収して身体に不要なものを便として運んでいく役割があります。善玉菌と呼ばれる腸内細菌は食べた物を無駄なく吸収できるよう助けてくれるものや、ビタミンやホルモンを作ってくれるもの、免疫を高め感染予防に努めてくれるものなど、わたし達にとってよい働きをしてくれます。

腸内環境5つのポイント

腸内環境を整えるためには、ポイントが5つあります。

①バランスの良い食事。
肉やファストフードが多い食事は腸内環境を乱す原因となり、悪玉菌が増える原因となります。

②食物繊維を十分に摂る。
ごぼうなどの食物繊維をしっかり摂っていると、便通を良くし便秘の予防につながります。特に、こんにゃくや果物などに含まれる水溶性食物繊維は、有害物質を身体の外に出すはたらきがあります。

③発酵食品を多く摂る。
ヨーグルトやキムチ、納豆などの発酵食品には善玉菌である乳酸菌やその仲間の菌が多く含まれています。

④適度な運動を心がける。
腸が刺激されて便秘の予防につながります。

⑤ストレスを溜めない。
ストレスは腸の働きを抑えて便秘や下痢を引き起こします。

また年に1度は大腸がん検診をうけて、大腸の健康を考える機会にしてみてください。
そしてもし大腸がん検診で陽性といわれたら、ぜひ精密検査を受け、大事な腸の健康を守るようにしてくださいね。

◇健康のいずみ 第528号(2017年12月5日)より