寒いときこそ姿勢を正そう:暮らしの健康教室

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正しい姿勢で見た目も身体の内側も若々しく

2月は1年の中で最も寒い季節です。つい背中が丸まって猫背になっていませんか?近年ではパソコンやスマートフォンの普及により、日常的に猫背になっている方が増えています。
猫背になると、身体に様々な影響を及ぼします。背中の丸まりが強くなることで、頭が前方に出て、上半身の重心の位置がずれてしまいます。そうすると、バランスをとろうとして、肩こりや腰痛・関節痛を引き起こします。また、正しい姿勢では自然に使っていた腹筋や背筋を使わなくなってしまうため、筋力の低下を引き起こして代謝が落ちます。消化器系にも影響があり、腹部がつぶれた状態になることから消化不良を引き起こしてしまいます。
年齢を重ねてくると関節が硬くなり、姿勢の矯正が難しくなります。そのため、猫背になっていると感じたその日からの対策が肝心です。日ごろから正しい姿勢をとる事を意識しましょう。

正しい姿勢をとってみよう

正しい姿勢をとるには骨盤を意識します。

座っているとき

座ったときにお尻に触れる骨が、座面に対して垂直になるようにしましょう。次に肩甲骨の間を少し締めるようにして背筋を伸ばし軽くあごを引きます。

立っているとき

立った状態では壁に沿って立ち、頭、背中、お尻、踵が壁についている姿勢がとれるか確認しましょう。身体のどこかに無理がかかっている箇所があれば、ゆがみがある可能性があります。座った姿勢同様、骨盤と肩甲骨を意識して立つようにしましょう。

長い時間同じ姿勢は禁物

長時間の同一姿勢は避け、適度に首・肩回しや、両手を腰の後ろで組み、ゆっくり背中をそらせるストレッチを取り入れるようにするとさらに効果的です。
正しい姿勢をとることで、外見だけでなく身体の内側にもよい効果があります。すでに身体に痛みがある方は無理のない範囲で、正しい姿勢を心がけてみてください。

◇健康のいずみ 第542号(2019年2月5日)より

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