赤ちゃん、しみ・しわ、尿失禁など悪影響多い女性の喫煙:暮らしの健康教室

きれいと健康 今日から禁煙してみませんか

厚生労働省では、毎年3月1日から8日までを「女性の健康週間」とし、女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごせるよう制定しています。「健康日本21(第二次)」では、妊娠中の喫煙は、妊婦自身と胎児への健康被害が明らかにされていることや子宮がん・乳がんの増加など、女性には特有の健康問題が存在し、対策が必要とされています。
そこで今回は意外と多い、女性の喫煙についてお話しさせていただきます。
2016年全国たばこ喫煙者率調査によると、成人男性の平均喫煙率は29.7%。これは、昭和41年の83.7%と比較すると、50年間で54ポイント減少したことになります。これに対し、成人女性の平均喫煙率は9.7%。昭和41年とほぼ横ばいです。

女性の喫煙 ―様々な悪影響が

女性が煙草を吸うと、身体に様々な悪影響を及ぼします。妊娠中の喫煙は、胎児への血流が悪くなり早産や死産、未熟児となる危険性が高まります。授乳中の煙草は、母乳にニコチンが入り、それを飲む赤ちゃんがニコチン中毒になったり、ぐずりやすくなったりします。一般にニコチンが切れるとイライラしやすくなりますよね。赤ちゃんも同じ理由です。さらには毎月の月経不順や閉経を早めてしまう原因にもなってしまいます。
また美容面の観点からも女性の天敵と言えます。しみやしわ、口臭や歯の黄ばみの原因にもなりますし、尿道の粘膜にも影響を及ぼして尿失禁を引き起こします。

禁煙外来の受診も

煙草をやめると、このような女性特有の悩みが解消されるかもしれません。禁煙をするためには、禁煙を始める日を決めて周りにも宣言し、煙草や灰皿などの物品類を思い切って捨ててしまいましょう。お酒の席があると煙草を吸いたい気持ちが出てきます。禁煙を始めたらお酒の席は控えましょう。一人で禁煙は難しいという方は、禁煙外来の受診を検討してみるのもよいですね。
きれいで健康を保つために、今日から禁煙してみませんか?

◇健康のいずみ 第519号(2017年3月5日)より