投稿日から1年以上経過しており、内容が古い可能性があります。
肥満は生活習慣病、認知症、脳卒中などの原因に
今年も残すところ2カ月です。今年はコロナに関連して、「コロナ疲れ」「コロナ太り」など新しい言葉が多く生まれました。コロナ太りは、家で過ごす時間が増えたことによる運動不足やストレスなどが原因です。
肥満は高血圧や脂質異常症、糖尿病など生活習慣病の原因だけでなく、認知症や脳卒中、心臓病、がんなどの原因にもなります。
冬は身体が熱を作ろうと代謝を上げるため、コロナ太り解消に最適な季節です。ご自身の生活を見直してみましょう。
おやつを控えて、軽い運動を
家にいる時間が増えると、ついおやつに手が伸びてしまいます。
食べ物は目に見える所には置かずに、代わりにお茶など水分を置くようにしましょう。
家でできる運動でもなかなか続けられない方は、日記やカレンダー、スマホなどに記録をつけてみると良いです。日々やったことが目に見えてくると、楽しみながら続けていくことができます。また、飽きがこないように、日によってやる運動を変えてみるのも良いです。いきなり大変な運動にすると長続きしにくいので、「ちょっと意識すればできる」くらいの運動にしましょう。
食生活の改善、睡眠時間の確保
お酒は飲みすぎると中性脂肪を増やします。また、アルコールのカロリー消費を先に行うため、カロリーの高いつまみは体内に脂肪としてたまります。
お酒を飲むときは、水などで割るか合間に水を飲み、日本酒にして1合未満程度に抑えましょう。また、豆腐や枝豆などカロリーの低いつまみを選ぶこともポイントです。
煙草は肥満や生活習慣病の原因となります。禁煙することで太ることもありますが、喫煙による体重増加の方が何倍も危険です。
ぜひこの機会に禁煙をしましょう。
睡眠不足は空腹感と食欲が増し肥満の原因となります。睡眠時間を確保するために、24時間の使い方を考えてみましょう。
新たな気持ちで新年を迎えられるよう、コロナ期間で増えた体重は今日から減らす取り組みを始めてみてはいかがでしょう。
◇健康のいずみ 第563号(2020年11月5日)より
>>バックナンバーはこちらから