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花粉症対策と新型コロナ感染対策ともに万全に
春が近づいて過ごしやすくなる一方、スギやヒノキの花粉は多くなる季節です。花粉の飛散予報によると、今年は例年より多く飛ぶと言われています。
花粉症のいつもと違う症状に注意
花粉症のおもな症状は、くしゃみと鼻水、鼻づまりです。その他、目や鼻のかゆみ、匂いがわかりにくくなる、人によっては微熱が出ることもあります。これらの症状は新型コロナウイルスの症状と似ており、判別がつきにくくなる可能性があります。毎年花粉症に悩まされている方は、症状が現れる前に受診をしておきましょう。すでに症状が出ている方は、現れる症状が例年と同じかどうかに着目してください。
もしいつもとは違う症状が出ている場合は、医療機関で相談するようにしましょう。
目をこすると感染リスクが増加
コロナウイルスは目からの感染も指摘されています。不用意に目をこすってしまうとウイルス感染のリスクを上げるので、手洗いの徹底と、あちこち触った手で目をこすらないことを意識しましょう。
眼鏡を装着することもお勧めです。眼鏡があることで、ある程度無意識に目をこする行為を防止することができます。また、通常の眼鏡で花粉が目に付着するのを3分の1に、ガード付きの眼鏡では10分の1にまで減らすことができます。さらにガード付きの眼鏡は通常の眼鏡より涙の蒸発を抑えて、症状を軽減させる効果も期待できます。
コンタクトレンズの方は、不衛生な手でレンズの着脱をしないように注意しましょう。
眼病のリスクを上げるだけでなく、コロナウイルス感染のリスクも上げてしまいます。
換気を忘れずに
花粉の季節でも換気は重要です。空気清浄機がある場合は併用して換気をしましょう。
その際、空気の吸い込み口は窓の方を向くように置きます。空気清浄機がない場合は、レースカーテンを閉めたまま換気をするのもよいです。
例年よりも花粉の飛散量が増えるこれからの季節、より一層花粉対策もコロナ対策も万全に行っていきましょう。
◇健康のいずみ 第567号(2021年3月5日)より
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