8月10日は健康ハートの日:暮らしの健康教室

生活習慣の見直しで心臓疾患のリスクを減らしましょう

 8月10日はハー(8)ト(10)の語呂合わせから、日本心臓財団が「健康ハートの日」と定めました。心臓病はがんに続いて日本人の死因第2位となっており、全国で年間約20万人の方が亡くなっています。

もっとも多い虚血性心疾患

 心臓病の中でももっとも多い疾患が虚血性心疾患です。
 虚血性心疾患は、高血圧、脂質異常、高血糖、喫煙などによって起きる動脈硬化がおもな要因です。また内臓脂肪型肥満があると、それぞれの危険因子が軽度であっても虚血性疾患の発症リスクが上がります。
 これらの危険因子は、生活習慣の見直しによって改善が期待できます。

食事での工夫

 野菜の摂取は血圧・脂質・血糖いずれの項目でも重要です。また減塩調味料の使用や卓上しょう油をスプレー式に変えるなどの工夫で、塩分を控えることができます。肉が多い食事の方は魚を意識して摂りましょう。
 揚げ物は控え、茹でる、蒸すなど油を使わない料理法がよいです。どうしても揚げ物が欲しいときは揚げ方や衣に注目しましょう。素揚げや唐揚げは油の吸収率が比較的低めです。また調理の際に衣を少なくすることや、衣を残して食べることもお勧めです。

適度な運動を

 適度な運動も大切です。ウォーキングや自転車など、軽い有酸素運動を1日30分・週3~4日を目標に行いましょう。運動の際は準備体操をしっかり行い、こまめな水分補給をしてください。気温が高い日は体操や階段昇降など室内で行える運動を、無理のない範囲で行ってください。
 煙草は高血圧、脂質異常、高血糖をより悪化させます。喫煙をしている方は、節煙ではなく禁煙しましょう。

健康な心臓のための習慣を今からスタート

 心臓疾患の発症は冬に多く現れます。生活習慣の見直しと定着は、すぐにできるものではないので、健康診断で身体の状態を確認しつつ、今から健康な心臓を作るための生活を始めてみましょう。

◇健康のいずみ 第572号(2021年8月5日)より