コロナワクチンとインフルエンザワクチン:暮らしの健康教室

接種間隔に注意して、両方のワクチン接種を

インフルエンザ流行のシーズン到来

 2020年1月に日本で最初の新型コロナウイルス感染が発見されてから、3度目の冬が近づいています。昨シーズンは新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されていましたが、この時期にインフルエンザにかかった人は推計で1.4万人でした。コロナ前は毎シーズン1000万人以上が感染していましたので、非常に少ない感染者数だったといえます。
 インフルエンザも新型コロナウイルスも感染経路は同じです。そのため、新型コロナの感染対策として行ってきたことが、コロナ禍中のインフルエンザ流行を抑えることができたと考えられます。新型コロナの終息にはまだ時間がかかります。
 この冬に向けて今一度感染対策を意識していきましょう。

2つのワクチンの接種間隔に注意

 新型コロナワクチンの接種がこれからという方は、インフルエンザワクチンとの接種間隔に注意して予約を取るようにしてください。新型コロナワクチンは2回接種が基本です。1回目の前2週間から2回目の後2週間までは他のワクチン接種は避けましょう。
 インフルエンザワクチンは13歳未満が2回、13歳以上は1回接種が基本です。
 インフルエンザワクチンの後は別のワクチンを打ってもかまいません。
 ただし腫れなどの副反応が出ている間や、体調が悪いときのワクチン接種は避ける必要があります。

副反応への対応

 どのワクチンでも副反応が起きる可能性があります。打った箇所の痛みやかゆみが辛い場合は、その部位を冷やすとよいです。また熱が出た場合は、市販の解熱剤を飲んでもかまいませんが、妊娠中や他の薬を飲んでいる方は主治医にあらかじめ相談をしておきましょう。対策をとっても症状が強い場合や長引く場合は、医療機関に受診をしてください。
 今年もインフルエンザが流行しないかどうかは予測ができません。新型コロナにもインフルエンザにもかからない、もしくは、かかっても重症化しない
よう2種類の予防接種を受けるようにしましょう。

◇健康のいずみ 第574号(2021年10月5日)より