目に優しい生活を!:暮らしの健康教室

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テレビやスマホ、エアコンも眼精疲労の原因になります

生活習慣による眼精疲労

 10月10日は目の愛護デーです。テレビやスマホ、PCなど現代は何かと目を酷使しがちです。一時的な目の疲れであれば、休息や睡眠によって自然に回復しますが、それでも目の疲労感がなくならない場合は、眼精疲労の可能性があります。眼精疲労になると、目の疲れの他に、目のかすみや充血、痛みといった症状を伴うことがあります。ひどくなると、肩こり、頭痛、めまい、だるさ、吐き気など、全身にまで影響を及ぼします。
 眼精疲労は、ドライアイや白内障、近視・遠視など目の疾患や、高血圧、虫歯、歯周病などの身体の病気、精神的なストレスが原因となることがあります。また、度が合わない眼鏡やコンタクトレンズの使用、スマホやPCなど近くを長時間見続ける生活、エアコンの風にあたり続けることによる目の乾燥など、普段の生活習慣も原因の一つとなります。

予防方法を知ろう!

 眼精疲労の予防が大切です。まずは目が疲れたと思ったら早めに目を休めるようにしましょう。また、画面を見続けるとどうしてもまばたきが少なくなり、ドライアイの原因となります。画面を見るときはまばたきを意識するようにしましょう。見るための筋肉は近くを見る時に使っています。1時間に1回は画面から目を離して休憩をとりましょう。
 目の運動(図)を1日に数回行ったり、寝る前に温タオルなどで目を温めたりすると目の周囲の筋肉がほぐれます。眉毛や、こめかみ、目の周りの骨のふちを、痛くならない程度の力で押すようにマッサージをするのも良いです。その際、眼球は押さないように気をつけましょう。
 目に良い食材(ブルーベリー、ナス、緑黄色野菜、イカ、タコなど)を摂るのもお勧めです。
 目に優しい生活を取り入れて、目とからだの健康を守っていきましょう。

◇「健康のいずみ」10月号(2022年10月5日/第586号)より

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