足元からはじめる健康づくり:暮らしの健康教室

散歩やお出かけが増える季節です

 3月15日は、明治3年に日本初の西洋靴工場が開設されたことから、「靴の日」とされています。春は気温が上がり、散歩やお出かけが増える季節です。歩くことが増えるこの機会に、足元の健康を見直してみましょう。

自分に合った靴を選ぶ
 足元の健康に大切なのは、自分に合った靴を選ぶことです。つま先に1センチ程の余裕があり、踵がしっかり固定される靴は転倒予防にお勧めです。靴のサイズだけでなく、足幅が合っているかどうかも重要です。幅が狭すぎる靴やつま先が細い靴は指が圧迫され、外反母趾や巻き爪の原因になります。
 また指や足裏などの一部分だけが当たってしまう靴は、タコやウオノメを作りやすく、痛みをかばって膝や腰に負担がかかり、全身の不調につながります。逆に大きすぎる靴は足が前に滑り、指が浮いてしまう浮き指を招いてつまずきやすくなります。靴のサイズ、足幅、当たる部分がないかを実際に履いて歩いて確認し、自分に合った靴を選びましょう。

靴底の減り方でわかること
 靴底の減り方を確認するのもよいです。踵の外側がやや減っている状態であれば問題ありません。極端に外側が減っている場合は、足首や膝が外を向きやすく、足首や膝、股関節を痛める原因となります。逆に内側が減っている場合は、踵が内側に傾いており、扁平足から外反母趾・タコ・ウオノメなどさまざまな足のトラブルを引き起こします。靴の中心が減っている場合は、アキレス腱が硬くなっているためにバランスをとろうと猫背になり、腰や股関節痛の原因となります。
 減り方が極端な場合は、靴を買い替えるかインソールを活用してみましょう。また普段から歩くときに背筋を伸ばし、踵から着地してつま先へ体重を移すことを意識するのも大切です。
 足元を整えることは全身の健康にもつながります。毎日何気なく履いている靴を見直し、足元から健康づくりを意識してみてください。

◇「健康のいずみ」3月号(2026年3月5日/第627号)より
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