座りすぎには要注意!:暮らしの健康教室

生活習慣病などのリスクを高めます

 4月14日は良い(4)椅子(14)の語呂合わせで椅子の日とされています。椅子は日々の暮らしに欠かせないものですが、座りすぎには注意が必要です。

日本人の座り時間は世界一?!
 シドニー大学の調査では、日本人が1日に座っている時間は約7時間と報告されています。これはサウジアラビアと並んで世界一です。長時間座りっぱなしでいると、血流や代謝機能が低下し、高血圧などの生活習慣病や認知症、心疾患などのリスクが高まります。とくに1時間以上同じ姿勢で座り続けると、筋肉が固まり、腰や肩への負担も増してしまいます。
 1日にどの程度座っているか振り返ってみましょう。座っている時間が4時間未満の人に比べ、11時間以上座っている人は死亡リスクが40%も高まるといわれています。仕事などどうしても長時間座る必要がある場合は、一区切りしたタイミングで立ち上がるなど、連続して座っている時間を減らすようにしましょう。

正しい座り方を意識する
 正しい座り方を意識することも大切です。足裏がしっかり床につき、膝が90度に曲がる高さの椅子を選びましょう。背筋を伸ばし、背もたれに軽くもたれるように深く座ることで、姿勢が安定して腰や肩の負担を軽減することができます。浅く腰かけると骨盤が後ろに倒れて猫背になりやすく、腰や背中に負担がかかってしまいます。

ストレッチや筋トレを
 座ったままできるストレッチや筋トレもお勧めです。肩回し、首をゆっくり傾ける、足首回し、かかとの上げ下げなどを行って、血流の改善を図りましょう。背筋を伸ばしてお腹を軽くへこませるように意識すると、腹筋を鍛えることもできます。
 さらに座りながら筋力やバランス力をつけたい方は、椅子そのものを工夫するのもよいです。座るものをバランスボールやバランスクッションに換えると、座りながら自然に体幹を鍛えることができます。
 日々の座り方を見直し、健康に過ごせる一工夫を試してみてください。

◇「健康のいずみ」4月号(2026年4月5日/第628号)より
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