活動報告 ACTIVITY

6階西病棟「印象に残っている患者さんとの関わり」

若手看護師

私は、立川相互病院6階西病棟で勤務している2年目の看護師です。

6階西病棟は循環器・腎臓内科の病棟です。

印象に残っている患者さんは私が1年目の頃に入院していた方です。急性期病棟のため大体の方は長くても2カ月ほどで自宅や施設に退院しますが、この患者さんは半年以上6階西病棟で入院していました。

COVID-19に罹患し酸素化不良で入院になり、その間に気管切開や透析導入、胃瘻造設など様々な手術や治療により入院が長期化していました。しかし、入院している間はCOVID-19の影響で面会が制限され、家族へは患者さんの発熱の有無や呼吸状態、意識レベルなどの近況を時々電話で伝える事しかできませんでした。

しかし、退院が決まる頃には面会の制限も緩和され、退院の衣服を持参するために家族が面会に来ることになりました。家族は病室に入るとすぐに患者さんの名前を何度も呼び、看護師に向かって「無事に退院が決まってよかったです、ありがとうございます」と笑顔で伝えてくれとても嬉しい気持ちになりました。

気管切開を行ったことや高齢に伴う認知機能の低下により、コミュニケーションをとるのが困難な患者さんでした、その為、顔色やバイタルサイン等の少しの変化も見逃さずに関わることがどれほど大切か、当時経験することで学ぶことができました。

また、入院や治療により不安なのは患者だけでなく家族も同じであり、患者と同様に関わりは大切だが改めて家族との関わりもとても大切なものだと改めて感じました。今は面会も大分緩和され家族の方と接する機会が以前より増えたので、家族との関わりもより大切にしていきたいと思います。

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