高校生模擬カンファレンスを開催しました
学生8月28、29日に模擬カンファレンスを開催し、看護師を目指す高校3年生計44名が参加しました。
参加者が高校3年生ということで、まず「看護学校の選び方」について話をしました。その後、カンファレンスとは何か、その目的について説明をしました。そして模擬患者を設定し、4~5名のグループに分かれてカンファレンスを行いました。
初めは緊張した様子でしたが、カンファレンスが始まると、患者さんの気持ちに寄り添う看護を行えるよう積極的に様々な意見を出していました。
今回は※せん妄状態の患者さんを想定したカンファレンスの為、患者さんのストレスを軽減できるように、病室を患者さんが過ごしやすいように調整する、家族と交流できるようにビデオ通話の時間をつくるなど、具体的な意見がたくさんあげられました。
※せん妄とは:高齢者に多く発症する一種の意識精神障害
参加した高校生からは、
「一人では思いつかないことも気付くことができ、みんなで話し合うことが楽しかった」
「看護師の仕事のイメージがより明確になった。自分に合っていると思った」
「患者さんの情報から、自分たちが何をしてあげられるのかカンファレンスをする大切さに気付けた。」
等の感想がありました。
カンファレンスを行う意味や、私たちが大切にしている「患者さんに寄り添う看護」とは何かを少しでも感じていただけたのではないかと思います。
今後は看護学校への進学など大変な時期になると思いますが、看護の仲間としてお会いできる日が来るのを心待ちにしております!