ナースエッグフェスティバルが開催されました
イベント11月16日(土)にナースエッグフェスティバル(通称NEF)が開催されました。
NEFは関東の民医連の奨学生が学習・交流する場として毎年開催されており、今年も東京・神奈川・千葉・茨城・栃木の一都四県から、108名の看護奨学生が参加しました。
今回のテーマは「発達障害は個性?障がい?~その人がみている世界や関わり方を知ろう~」でした。各法人の奨学生から学びたいテーマを集めて、決めました。当法人の奨学生が実行委員長を務め、全5回の実行委員会で司会を担当したり、みんなの意見をまとめたりしてくれました。「最近、発達障害という言葉を耳にする機会が多くなった。友人や知り合いなど身近にいることもある。私たちはどのような関わり方をしていけば良いのか。障がいと一般的には言われているが、それは個性と捉えることもできるのでは無いだろうか。」など、学習会や意見交換を行い深めていきました。そして今回のNEFを通して、障がいを抱えている方の視点や考え方、関わり方などについて学び、私たちに何が出来るのかを考えていこうと、準備をすすめました。
当日の講義は小野川文子氏(北海道教育大学釧路校 発達教育分野特別支援教育研究室)が担当して下さり、自身が関わった事例や当事者の声を踏まえてわかりやすく講義して頂きました。講義後に、グループディスカッションを行いました。学生の意見から「発達障害があるかないかではなく、その人にあった環境づくり、コミュニケーションが大切」「自分にとっての普通をその人にとっての普通だと思ってはいけないことを学んだ」「発達障害の方、そうでない方も認知の仕方は皆異なることを学んだ」「弱みをみるのではなくその人の強みを生かしていくことが大切」「できるだけ具体的に話す事や視覚的にメモやスケジュール帳などを作成して置いておく事など、工夫ができると思った」など多くの学びができていました。発達障害を正しく理解することで見方が変わること、発達障害はスペクトラム(連続性)だということ、その人の強みをいかし伴走していくことなどを理解することができました。更に具体的な関わり方まで話し合うことができて、是非今回の学びを活かしていってもらえたらと思います。
また、学びを深めるだけでなく、学生同士で学校の様子や授業・実習の情報交換も行い楽しく交流ができていました。今年度もオンライン開催だったので、来年は直接顔を合わせて交流を深められたらと思います。